異端者
いたんしゃ
名詞
標準
heathen
文例 · 用例
まあ海底の異端者とでもいつたやうなところですかね。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
我々は「いき」の理解に際して universalia の問題を唯名論の方向に解決する異端者たるの覚悟を要する。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
元祖の選んだ題材以外の天然を写すものは異端者であり反逆者である。
— 寺田寅彦 『備忘録』 青空文庫
詩論家としての僕は、決して「近代風景」の異端者でなく、水に油をさしたような反対党員ではないつもりだ。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
にもかかわらず、この雑誌の一味からは、僕が異端者のように考えられ、多くの思いがけない読者からは、常に無理解の反感を持たれたりする理由は、つまり言って、僕の論文に、何かの著るしい欠点があり、説明の不充分や論述の混乱から、読者を誤解させるものがあるからである。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
とにかく異端者としての僕にとっては一寸戸惑いされるんだ。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
どうして姫君にお尽くしすればよいか、相談相手はなし、親身の兄弟までが監に反対すると言って、異端者扱いにして自分と絶交する始末である。
— 玉鬘 『源氏物語』 青空文庫
彼らの目から見れば、小夜子は毛色のかわった異端者であった。
— 徳田秋声 『仮装人物』 青空文庫
作例 · 標準
彼は教会の教義に公然と異議を唱え、異端者として破門を言い渡された。
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当時はあまりに画期的すぎた彼の理論は、学会では長らく異端者の妄言として退けられていた。
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周囲と歩調を合わせることを拒む彼は、組織内では一種の異端者として疎まれていた。
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「まさか、彼が異端者として捕らえられるなんて」と、かつての友人は信じられない様子で呟いた。
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標準
nonconformist
作例 · 標準
業界の異端者として知られる彼は、既成概念を打ち破る画期的なビジネスモデルを次々と打ち出し、市場に旋風を巻き起こした。
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科学の歴史を振り返れば、かつて異端者として排斥された学者の説が、のちに真理としてパラダイムシフトを引き起こした例は枚挙に暇がない。
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「彼は組織の異端者だよ」と揶揄されながらも、その圧倒的な独創性と成果ゆえに、上層部も彼を無視することはできなかった。
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伝統を重んじる保守的な画壇において、彼女の描く前衛的な作品は当初、秩序を乱す異端者の暴挙と見なされていた。
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