仕立て直し
したてなおし
名詞
標準
alteration (esp. of suits and kimonos)
文例 · 用例
その前にも、わたくしは、わたくしの少し派手過ぎた着物を娘に仕立て直してやりましょうとしますと、どうしても断って仕立て直させません。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
それも安くて割のいいものを捜すとか、古いものを押っくり返し染め返したり、仕立て直したり、手数をかけるだけの細かい頭脳を働かすことはしないで、すべて大雑把にてきぱき捌いて行く方で、大抵は呉服屋まかせであったが、商売人の服装には注意を怠らなかった。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
それが拓本老職人の古風な着物や袴を仕立て直した衣服を身につけて座を斡旋するさまも趣味人の間には好もしかった。
— 岡本かの子 『食魔』 青空文庫
どこぞこのあたりの駕籠宿に参って、至急にこれなる乗物、飛脚駕籠に仕立て直して参れ」「どうなさるんでござんす」「ちと胸のすく大芝居を打つのじゃ。
— 京へ上った退屈男 『旗本退屈男 第四話』 青空文庫
博多織を扱いつけておられるこっちのお師匠さんよりほかに仕立て直して頂く処がなくなりましたから持って来ましたと申しました。
— 夢野久作 『押絵の奇蹟』 青空文庫
人間のねうちは着物ではないと云って、小学校の四、五年ごろ菫色のカシミヤの袴の色のさめたのを、仕立て直して、襞のひろい方へもと上の方だった狭い褪せたあとの出たのを穿かされたのも覚えている。
— 宮本百合子 『親子一体の教育法』 青空文庫
豐田のお婆さんは私の學校の方の成績を褒めまして、ある時私のために黒ずんだ黄八丈の羽織を仕立て直して呉れました。
— 島崎藤村 『幼き日』 青空文庫
お婆さんはわざ/\式に間に合はせる積りで夜業までして仕立て直して呉れたのでしたが、到頭私は強情を言ひ張つて、その羽織を着るだけは許して貰つたことが有りました。
— 島崎藤村 『幼き日』 青空文庫
作例 · 標準
サイズが合わなくなったコートを、仕立て直しに出して着られるようにした。
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