幼友達
おさなともだち
名詞
標準
childhood friend
文例 · 用例
それを讀んで、すつかり感動した彼の幼友達が、この『旗手』を印刷させたのでした。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『旗手クリストフ・リルケ抄』 青空文庫
逸作とわたくしは幼友達ではあるが、それはほんのちょっとの間で、双方年頃近くになり、この上野の森の辺で初対面のように知り合いになったときは、逸作はその桜色の顔に似合わず市井老人のようなこころになっていた。
— 岡本かの子 『雛妓』 青空文庫
新聞の広告で見て、幼友達を想いだして来たと言い、実は折入って頼みがある。
— 織田作之助 『世相』 青空文庫
いつまでも一本立ち出来ず、孤独な境遇のまま浮草のようにあちこちの理髪店を流れ歩いて来た哀れなみじめさが、ふと幼友達の身辺に漂うているのを見ると、私はその無心を断り切れなかった。
— 織田作之助 『世相』 青空文庫
検査で幼友達に会って、女の味でも覚えたんじゃないかい」「また、川向いでは火葬だね。
— ――生きる為に―― 『山谿に生くる人々』 青空文庫
尤も竹馬の友というだけで、中ごろは交際が絶え、相談したのでも申合わしたのでもなかったが、相期せずして幼友達同士のこの二人が言文一致体を創めたというは頗る不思議な因縁であった。
— 内田魯庵 『二葉亭四迷の一生』 青空文庫
ちょうど東京の音楽学校の講師で、帝大の教授をやっている岡沢というのが、私の幼友達ですから、それに紹介状を書いて上げましょう。
— 夢野久作 『押絵の奇蹟』 青空文庫
」拍子木11・18(夕) 南画家富岡鉄斎老人の幼友達に、京都は新町丸太町辺に住んでゐる丸兵といふ傘屋の爺さんがゐる。
— 大正五(一九一六)年 『茶話』 青空文庫
作例 · 標準
例句