初等
しょとう
形容詞-語幹頻度ランク #18148 · 青空 108 例
標準
elementary
文例 · 用例
普通の初等物理学教科書などには弦が独立した振動体であるようなことになっているが、あれも厳密に言えば弦も楽器全体も弓も演奏者の手もおよそ引っくるめた一つの系統として考えるほうがほんとうだと自分には思われる。
— 寺田寅彦 『「手首」の問題』 青空文庫
卓の上には地球儀がおいてありましたしうしろのガラス戸棚には鶏の骨格やそれからいろいろのわなの標本、剥製の狼や、さまざまの鉄砲の上手に泥でこしらえた模型、猟師のかぶるみの帽子、鳥打帽から何から何まですべて狐の初等教育に必要なくらいのものはみんな備えつけられていました。
— 宮沢賢治 『茨海小学校』 青空文庫
克巳は、松吉と同い年の、国民初等科五年生でした。
— 新美南吉 『疣』 青空文庫
なにしろ初等科のフランス語ではね」「いえ、お二人とも英語でお話しでした。
— 岡本かの子 『母子叙情』 青空文庫
もっと自由な立場で、極く初等的な万人むきの解析概論の出ることを、切に、希望している次第であります。
— 太宰治 『愛と美について』 青空文庫
文六ちゃんは初等科三年生なのにまだお母さんといっしょに寝るのです。
— 新美南吉 『狐』 青空文庫
(今日は英語だが、明日は初等数学だ。
— 中島敦 『光と風と夢』 青空文庫
此處は初等課だけだから三年までである。
— ――ミクロネシヤ巡島記抄―― 『環礁』 青空文庫