緑玉
りょくぎょく
名詞
標準
emerald
文例 · 用例
裾を浮かすと、紅玉に乳が透き、緑玉に股が映る、金剛石に肩が輝く。
— 泉鏡花 『茸の舞姫』 青空文庫
見れば小さな緑玉、ひとのすがたのびいどろの、頬にも胸にもふりしきる、涙……かなしいその眼つき。
— 北原白秋 『東京景物詩及其他』 青空文庫
かの小さな緑玉の古色は私がそれらの強烈な色彩の歓楽に疲れたとき、やるせない魂の余韻を時としてしんみりと指の間から通はすだけの事である。
— 北原白秋 『桐の花とカステラ』 青空文庫
* 古い小さい緑玉は水晶の函に入れて刺戟の鋭い洋酒やハシツシユの罎のうしろにそつと秘蔵して置くべきものだ。
— 北原白秋 『桐の花とカステラ』 青空文庫
扇の冠、緑玉、そよりともせぬ闇のうち。
— 北原白秋 『第二海豹と雲』 青空文庫
羊の皮の手ざはりに金の箔押すわがこころ、思ひあがればある時は、紅玉サフアイヤ、緑玉、金剛石をも鏤めむとする、何んといふ哀しさぞや、るりいろ空に花咲かば忘れなぐさと思ふべし。
— 北原白秋 『「わすれなぐさ」はしがき』 青空文庫
角帽子雪かとばかりわななけど、声さへ立てず、緑玉、息をひそめし瞳こそ精霊の日本の秋の啜泣吸ひ取る如し、泣く如し。
— 北原白秋 『緑の種子』 青空文庫
近代の傷ましい悩みからぬけいでて純なる小鳥の心にたちかへれよ、たゞ自らを偽るな、涙を惜しめ、而して美くしい小さな冷たい緑玉のごとく常に悲しい光に息づけよ。
— 北原白秋 『桐の花』 青空文庫
作例 · 標準
彼女の指には、美しい緑玉の指輪が輝いていた。
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誕生日プレゼントに、緑玉のネックレスをもらった。
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この緑玉は、太陽の光の下でより一層鮮やかに見える。
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