願力
がんりき
名詞
標準
the power of prayer (in Buddhism)
文例 · 用例
その鶏を献じた者が今の曠野手王に生まれ、昔の願力に由ってこの厄難を免れたと。
— 鶏に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
末法の自覚は罪の自覚であり、罪の自覚は弥陀の本願力による救済の自覚であった。
— 三木清 『親鸞』 青空文庫
かかる歴史的伝承は本願力として捉えられる。
— 三木清 『親鸞』 青空文庫
本願力は他力の概念の核心。
— 三木清 『親鸞』 青空文庫
みづから流転輪廻をはかるに、微塵劫を超過すれども、仏願力に帰しがたく、大信海にいりがたし。
— 三木清 『親鸞』 青空文庫
エゴイズムといふものも、こゝまでくると我ながら荘厳にすら感じたほどで、私のやうな怠け者がせつせと防空壕をつくつたのだから、生きたいといふ人の願力は物凄い。
— 坂口安吾 『わが戦争に対処せる工夫の数々』 青空文庫
矢張りそれはそのままでただ本願をたよって名号を称えれば仏の願力に乗じて往生が出来るということを知るばかりであります」 法印の信心がそこで定まって疑念が忽ちに溶けて罷り帰った。
— 中里介山 『法然行伝』 青空文庫
道綽や善導の言葉に依れば、仏の願力を強縁として乱想の凡夫も浄土に往生することが出来るのでございます」 と、その日はそれだけで別条もなく、法然は帰って了ったが、その後で顕真座主がいうのに、法然房は智恵は深遠だけれども、どうも人間に聊か偏固な欠点がある。
— 中里介山 『法然行伝』 青空文庫
作例 · 標準
「人の力ではどうにもならん。あとは仏様の願力にお縋りするだけじゃ」と祖父が手を合わせた。
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厳しい修行を重ねたあの高僧には、人知を超えた願力が備わっていると噂されている。
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阿弥陀如来の広大な願力を信じ、一心不乱に念仏を唱え続ける。
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