阻隔
そかく
名詞動詞-サ変動詞-他動詞動詞-自動詞
標準
separation
文例 · 用例
時宗大勇猛心を以て、蒙古の使者を斬ること再度、承久以来阻隔してゐた朝幕の間も融和し、君臣一如、上、亀山上皇は、御身を以て国難に代らんと、皇大神宮に祈請を凝らし給ひ、下、鎌倉の将士は驀進して敵艦を襲つて、顧ることをしなかつた。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫
華族制ヲ廢止シ、天皇ト國民トヲ阻隔シ來レル藩屏ヲ撤去シテ明治維新ノ精神ヲ明ニス。
— 北一輝 『日本改造法案大綱』 青空文庫
芥川と、僕とは、趣味や性質も正反対で、また僕は芥川の趣味などに義理にも共鳴したような顔もせず、自分のやることで芥川の気に入らぬこともたくさんあっただろうが、しかし十年間一度も感情の阻隔を来したことはなかった。
— 菊池寛 『芥川の事ども』 青空文庫
* 中古時代、土耳古人が勢威を振うに及び、折角アレキサンダー大帝の苦心にかかる東西結び着けの計画も全く破壊され、小亜細亜に一大城壁を築いて、西から東に来るものを禁じ、また東から西に来るものを止め、鎖国政策に似たる政策を行うて東西の関係を阻隔してしまった。
— 新渡戸稲造 『東西相触れて』 青空文庫
けれども殺すべき神を生しておいて、人なり動物なりを以て此に代へるといふことは、天梯立のとだえたことを示すもので、従来親愛と尊敬との極致を現して来た殺戮を、冒涜・残虐と考へ出したのは、抑既に神人交感の阻隔しはじめたからのことである。
— 折口信夫 『髯籠の話』 青空文庫
山を知らない人の言葉は要するに多ければ多いだけ私達の間を阻隔するばかりだ。
— 辻村伊助 『続スウィス日記(千九百二十三年稿)』 青空文庫
「臣、はかるに、呉は魏が軍勢を催促しても、従来の感情、国交の阻隔などからも、決して軽々しく、その命に従うものではありますまい。
— 出師の巻 『三国志』 青空文庫
かかりしほどに身は疲れ、小指の疵の痛苦劇しく、心ばかりは急れども、足|蹌踉いて腰|起たず、気さえ漸次に遠くなりつ、前後も知らでいたりけるを、得三に見出されて、さてこそかくは悪魔の手に斬殺されんとするものなれ。
— 泉鏡花 『活人形』 青空文庫
作例 · 標準
物理的な距離が、彼らの愛情を阻隔することはなかった。
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この壁は、私たちと自由との間を阻隔しているように感じる。
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二人の間には、言葉の壁が大きく阻隔していた。
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