漢薬
かんやく
名詞
標準
Chinese medicine
文例 · 用例
其処までわれを誘ひ入れし若き唐人は、やがて吾を長崎随一の漢薬商、黄駝となん呼べる唐人に引合はせぬ。
— 夢野久作 『白くれない』 青空文庫
洋薬の漢薬に比して強烈なのは、彼は製煉物を用ゐ、此は天産物を用ゐる差にあつて、強烈なれば其量を微にする。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
漢薬|花蕊石は崩漏の薬である。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
姑息なる国粋論者はよく、近来の漢法薬の復興をもって、東洋医学の権威を主張しようとするが、その漢薬が本統に何病かに利くということや、それが何病であるかという、臨症上のことは、残念ながら漢法は零である。
— 岸田劉生 『新古細句銀座通』 青空文庫
なおはなはだしきは、医は意なりと公言して、医術は憶測に出ずるものかと誤まり認め、無稽の漢薬を服して自得する者あり。
— 福沢諭吉 『物理学の要用』 青空文庫
これは漢法医が多く、漢薬は、きざんであったのを、盛りあわせて煎じるから、医者は薬箱をもたせ、薬箱には、柄の永い、細長い平たい匕――連翹の花片の小がたのかたちのをもっていたものだ。
— 長谷川時雨 『田沢稲船』 青空文庫
そこは、折竹と懇意な漢人の薬房で、元肉、当帰樹などの漢薬のくすぶったのが吊されている。
— 天母峰 『人外魔境』 青空文庫
家は、木薬店(生薬が正しいか)で、西洋流の売薬と、漢薬との混沌期であったらしく、店先に、蜜柑の皮が、一杯干してあったのを憶えている。
— 直木三十五 『死までを語る』 青空文庫
作例 · 標準
「うわ、台所から漂ってくるこの漢薬の匂い、鼻にツンとくるね」
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
体の芯から冷えを取り除くために、薬研で丁寧に挽いた漢薬を服用する。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
漢薬を配合した特製のスープを飲むと、翌朝には驚くほど体が軽くなっていた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview