スースー
スースー異読 すーすー
副詞動詞-サ変
標準
cool sensation from passing air
文例 · 用例
だんだん姿があらわれて来るに随って、影の自分は彼自身の人格を持ちはじめ、それにつれてこちらの自分はだんだん気持が杳かになって、ある瞬間から月へ向かって、スースーッと昇って行く。
— ――或はKの溺死 『Kの昇天』 青空文庫
その中央の一つだけがまだ寝具をたたんだままで、アトは四人の人間が皆、頭から布団を引冠ってスースーと眠っている様子である。
— 夢野久作 『女坑主』 青空文庫
あの底知らずの竜の口とか、日射もそこばかりはものの朦朧として淀むあたりに、――微との風もない折から、根なしに浮いた板ながら真直に立っていた白い御幣が、スースーと少しずつ位置を転えて、夢のように一寸二寸ずつ動きはじめた。
— 泉鏡花 『伯爵の釵』 青空文庫
凝と、……視るに連れて、次第に、緩く、柔かに、落着いて弧を描きつつ、その円い線の合する処で、またスースーと、一寸二寸ずつ動出すのが、何となく池を広く大きく押拡げて、船は遠く、御幣ははるかに、不思議に、段々|汀を隔るのが心細いようで、気も浮かりと、紫玉は、便少ない心持がした。
— 泉鏡花 『伯爵の釵』 青空文庫
取りあえず、スースーと歯をすすって、ニヤニヤと笑いかけて、何か令嬢お身の上に就いて、下聴をするのが、御賛成なかったとか申すことでごわりましたな。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
そこで死物狂いになってスースーフウフウと音無しの笛を吹き立てたが、とうとう鳴らないまま一曲を終えて、どんなに叱られるかと思い思い楽屋へ這入ると、翁は非常な御機嫌であった。
— 夢野久作 『梅津只圓翁伝』 青空文庫
そうして大きな雑草の株を飛び渡り飛び渡りしつつ、不規則な散開隊形を執って森の方へ行くのでしたが、間もなく私たちのうしろの方から、涼しい風がスースーと吹きはじめまして、何だか遠足でもしているような、悠々とした気もちになってしまいました。
— 夢野久作 『死後の恋』 青空文庫
芭蕉布の襖が音もなく開くと、寒い風が一しきりスースーと流れ込んで来た。
— 夢野久作 『復讐』 青空文庫
作例 · 標準
メンソール入りの湿布を貼ったら、患部がスースーして痛みが和らぐような気がした。
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歯磨きの後に冷たい水を飲むと、口の中がスースーしてとても爽快だ。
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このミントキャンディーは、食べた瞬間に鼻の奥までスースーする強い刺激がある。
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標準
sound of air leaking
作例 · 標準
自転車のタイヤからスースーと空気が漏れる音が聞こえ、パンクしていることに気づいた。
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冬の夜、古い木造家屋の隙間からスースーと冷たい風が入り込み、足元が冷える。
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彼はぐっすりと眠っており、静かな寝室に規則正しいスースーという寝息だけが響いている。
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