外庭
がいてい異読 そとにわ
名詞
標準
outer court
文例 · 用例
四五日続いた曇天に、茅で葺かれた収穫蔵の屋根も、その前面から広くとって、ずっと奥庭との境の垣根まで続いて春や秋、の頃の収穫物を干し乾かす場所に宛ててある外庭の土も、皆一様に灰色に、いじけて下駄の歯で荒らされた地面の上などは、こぶこぶのまま、凍り固まって居るのであった。
— 岡本かの子 『かやの生立』 青空文庫
そして、外庭の半分程の地を取って、その持山からきり曳かれて幹と枝とを切り離なされた八九尺程の雑木が行儀よく、幾組かに其処に積み立てられた。
— 岡本かの子 『かやの生立』 青空文庫
と、隣の外庭には子供がぽつりぽつりと歩るいて出る。
— 北原白秋 『蜜柑山散策』 青空文庫
日本の古い百姓|家にしてもその茅屋根の勾配といい、張り出しの廂といい、土間といい、煤びた大黒柱といい、外庭といい、いかにも日本固有の雅味がある。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
外庭に向った一つの窓の前のテーブルには何か白いきれが拡げられてあった。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
一、銅像一千一百円、玉垣外庭石代九十二円、庭造り四十八円九十銭、維持費積立金一百円、除幕式費用約百五十円、外に印刷費、通信費、及諸雑費でありますが、この工事の始終におきまして、先生御在世中の御素行に鑑み、飲食費等の冗費としては半銭も支出致しておりません事をひそかに喜んでおります。
— 夢野久作 『梅津只圓翁伝』 青空文庫
内庭か、外庭か、どっちにしても外科べやの近所の庭先にちげえねえ。
— 血の降るへや 『右門捕物帖』 青空文庫
伝六一つ芸の名に恥じず、中べいを乗り越えていってみると、案の定、内庭と外庭との境になっている外科べやの小窓下に、ねらいをつけたその血がめがあるのです。
— 血の降るへや 『右門捕物帖』 青空文庫
作例 · 標準
邸宅の外庭には、季節の花々が美しく咲き誇っていた。
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城の外庭で、子供たちがかくれんぼをして遊んでいる。
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外庭の掃除は、毎日欠かさず行われている。
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