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前後

まえしりえ
名詞頻度ランク #2359 · 青空 7149
1
標準
front and rear
文例 · 用例
多分三十才前後といふ頃に、人は余り死なないものなのであらう。
中原中也 逝ける辻野君 青空文庫
どうせ、批評家に言わせると、大愚作なのだろうが、私は前後不覚に泣いたのである。
太宰治 弱者の糧 青空文庫
これらの歌曲は、そのもつと前、欧洲大戦前後の好況時代に流行した、外国オペラの明朗な翻訳曲に比すれば、遥かに憂鬱で哀傷的のものであつたが、音楽として尚甚だ上品のものであり、その精神には健全で浪漫的な青春のリリシズムが情操して居た。
萩原朔太郎 流行歌曲について 青空文庫
向合て立つたのは細目の痩形、鼻下に薄い八字を蓄へて金縁の眼鏡が光る、華奢のステツキに地を突いて、インバネスの袖を氣にしながら對手が惡いと見て、怯氣た體、折折無氣味|相に、眼を轉じて前後を竊視する。
萩原朔太郎 二十三夜 青空文庫
とある杉垣の内を覗けば立ち並ぶ墓碑|苔黒き中にまだ生々しき土饅頭一つ、その前にぬかずきて合掌せるは二十前後の女三人と稚き女の子一人、いずれも身なり賤しからぬに白粉気なき耳の根色白し。
寺田寅彦 半日ある記 青空文庫
島木さんの事について何か書くようにとの御手紙を頂きましたので、考えてはみましたが、私は同氏から稀に御手紙は頂戴しておりましたものの、御目にかかったのは前後にただ一度だけ、それも宴会の席上でちょっと御挨拶をしたばかりでありまして、同氏の追憶と云っては別段に申上げるほどの資格も御座いません。
寺田寅彦 書簡(※) 青空文庫
「鴫突き」を実見したのは前後にただこの一度だけであった。
寺田寅彦 鴫突き 青空文庫
私が前後にただ一度盆踊りを見たのは今から二十年ほど前に南海のある漁村での事であった。
寺田寅彦 田園雑感 青空文庫
作例 · 標準
その装束は、前後まえしりえ)を入れ替えて着ることもできる特殊な構造になっていた。
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庭の木々が前後まえしりえ)に並び、奥行きのある美しい景観を作っている。
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行列の前後まえしりえ)を入れ替えて、行進の順序を変更した。
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ウィキペディア

前後(ぜんご・まえうしろ)とは、六方位(六方)の名称の一つで、縦や奥行を指す方位の総称。この内、進む方向を前(まえ)、これと対蹠に退く方向を後(うしろ)という。

出典: 前後 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0