うら寂しい
うらさびしい異読 うらさみしい
形容詞
標準
lonesome
文例 · 用例
誰も見舞ひにくる者もない、さうした日の午後など、私は病後のうら寂しい氣持で窓際の椅子に凭りながら、靜かな雨脚を眺め暮してゐるのであつた。
— 南部修太郎 『病院の窓』 青空文庫
雖然、野路に行暮れて、前に流れの音を聞くほど、うら寂しいものは無い。
— 泉鏡太郎 『みつ柏』 青空文庫
それから店の下婢のなかから珍らしく可憐なうら寂しい、そして何処か愛嬌ぶかいお作といふ小娘を見出したこともあつた。
— 岡本かの子 『老主の一時期』 青空文庫
おくれ毛の、こぼれかかる耳に響いて、号外――号外――とうら寂しい。
— 泉鏡花 『海異記』 青空文庫
濡れしずくの硝子の内側には紅や赤の草花の鉢を一鉢、小さな脚高の花卓の上に置いたのが、そのまわりが鮮新な、しかもかえってうら寂しい気分に明ってもいた。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
くつろげるアルプスの村々でもうら寂しい山道であっても、誰かと行き交えばもれなく顔をさっと一瞥、するどく人改めをすることから、ただ歩くにも追っ手の危険があると強く確信していることがわかる。
— THE FINAL PROBLEM 『最後の事件』 青空文庫
斯ういふ記憶を呼び出しながら現在の戸山ヶ原を見ると如何にもうら寂しい。
— 東京の郊外を想ふ 『樹木とその葉』 青空文庫
しかし、何だかうら寂しい。
— 泉鏡花 『河伯令嬢』 青空文庫
作例 · 標準
この言葉の定義は「lonesome」である。
「lonesome」という意味で使われることが多い。
lonesome」という概念は重要だ。
その出来事は「lonesome」の良い例だ。