洟
はな
名詞頻度ランク #11169 · 青空 261 例
標準
snivel
文例 · 用例
赤坊の洟が出た時には、その所狭い胸に挟めてあつた紙を出して、てづから洟を拭つてやつた。
— 中原中也 『三等車の中(スケッチ)』 青空文庫
赤ン坊の泣声や、おひきずりの靴の音や、昆布や烏賊や洟紙や首巻や、みんなみんな、街頭沿ひの電線の方へ荷馬車の音も耳に入らずに、舞ひり吁!
— 中原中也 『暗い天候』 青空文庫
街道の並木の松さすがに昔の名残を止むれども道脇の茶店いたずらにあれて鳥毛挟箱の行列見るに由なく、僅かに馬士歌の哀れを止むるのみなるも改まる御代に余命つなぎ得し白髪の媼が囲炉裏のそばに水洟すゝりながら孫|玄孫への語り草なるべし。
— 寺田寅彦 『東上記』 青空文庫
それに答える七之助の声も低いので、どっちの話も半七の耳には聴き取れなかったが、それでも壁越しに耳を引き立てていると、七之助は泣いているらしく、時々は洟をすするような声が洩れた。
— 猫騒動 『半七捕物帳』 青空文庫
手洟をかんで、指についた洟をそこらへなすりつけるのは平気になっていた。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
幹太郎は、ここから、青島まで、九時間、支那人が唾や手洟をはきちらす不潔な汽車に揺られなければならなかった。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
私はハンカチで水洟を押えながら、無言で歩いて、さすがに浮かぬ心地でした。
— 太宰治 『美男子と煙草』 青空文庫
たまに私は、袂からハンケチを出して、きゅっと子の洟を拭いてやる事もある。
— 太宰治 『父』 青空文庫
作例 · 標準
寒くて、子供が鼻を垂らしている。
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泣きすぎて、鼻でぐずぐず言っている。
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洟をかむティッシュがもうない。
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