桑園
そうえん
名詞
標準
mulberry plantation
文例 · 用例
馬の顏を斜に見た處で、無論少年の手には餘る畫題であるのを、自分は此一|擧に由て是非志村に打勝うといふ意氣込だから一|生懸命、學校から宅に歸ると一|室に籠つて書く、手本を本にして生意氣にも實物の寫生を試み、幸ひ自分の宅から一丁ばかり離れた桑園の中に借馬屋があるので、幾度となく其處の廐に通つた。
— 国木田独歩 『畫の悲み』 青空文庫
馬の顔を斜に見た処で、無論少年の手には余る画題であるのを、自分はこの一挙に由て是非志村に打勝うという意気込だから一生懸命、学校から宅に帰ると一室に籠って書く、手本を本にして生意気にも実物の写生を試み、幸い自分の宅から一丁ばかり離れた桑園の中に借馬屋があるので、幾度となく其処の厩に通った。
— 国木田独歩 『画の悲み』 青空文庫
以前は立派な士族で、桑園は則ち其屋敷跡だそうです。
— 国木田独歩 『運命論者』 青空文庫
桑園の方から家鶏が六、七羽、一羽の雄に導かれてのそのそと門の方へやって来るところであった。
— 国木田独歩 『河霧』 青空文庫
五年目には田地も取返し、畑は以前より殖え、山懷の荒地は美事な桑園と變じ、村内でも屈指の有富な百姓と成り終せたのです。
— 国木田独歩 『日の出』 青空文庫
昔風の門を入ると桑園の間を野路のやうにして玄關に達する。
— 国木田独歩 『日の出』 青空文庫
部落の東北部を起伏しながら走っている丘の中腹に歯噛みつき、其処に桑園を拓いて、これまで副業にしていた養蚕を純然たる生業にした数家族があった。
— 佐左木俊郎 『黒い地帯』 青空文庫
この村は桑園菜畑|抔は多少あるが水田はない、また焼石が多くて木も草もないやうな処がある。
— 正岡子規 『病牀六尺』 青空文庫
作例 · 標準
かつてこの辺り一帯は、広大な桑園として知られていた。
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廃れてしまった桑園に、再び桑の木を植える計画が進んでいる。
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子供の頃、よく祖父の桑園で桑の実を摘んで遊んだものだ。
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