蒼鉛
そうえん
名詞
標準
bismuth
文例 · 用例
だいいち暗室の中には私の苦心を重ねた蒼鉛と珪酸ジルコニウムの化合物や、主人の得意とする無定形セレニウムの赤色塗の秘法が化学方程式となって隠されているのである。
— 横光利一 『機械』 青空文庫
いやそれより私の発見しつつある蒼鉛と珪酸ジルコニウムの化合物に関する方程式を盗まれたと思い込みいつも一番激しく彼を怨んでいたのは私ではなかったか。
— 横光利一 『機械』 青空文庫
ジイジイっと喘鳴のようなかすれた音を立てて燃えはじめると、拡がってゆく焔の中で、薄気味悪い蒼鉛色をしたものがメラメラと蠢きはじめるのです。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
海も丘も、極北の夏の夜を思わせるような、どんよりした蒼鉛一味に染め出されていて、その一団のみが黒くくっきりと浮び上がり、いずれも引き緊った、悲痛な顔をして押し黙っていた。
— 小栗虫太郎 『潜航艇「鷹の城」』 青空文庫
作例 · 標準
蒼鉛は金属光沢を持つ美しい結晶を形成する。
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特定の地層から蒼鉛の鉱石が発見された。
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科学実験で、蒼鉛の融点を測定する。
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