ちらほら
ちらほら
副詞副詞-と頻度ランク #16541 · 青空 368 例
標準
here and there
文例 · 用例
雪の下からは蒼黯い偃松が、杉菜ほどに小さく見えて、黄花石楠花は、白花石楠花に交って、その間にちらほらしている、一団の霧が槍へ吹っ懸けて、白い烟をパッと立てるので、一時は姿を没したが、又穂先だけ鋭く突き出す。
— 小島烏水 『槍ヶ岳第三回登山』 青空文庫
それから尾根を伝わって、下り気味になる、ちょいちょい小さく尖った山稜は、大波の間に、さざ波をだぶだぶ打ち寄せたようで、爪先が上ったり下ったりする、石の皺には、黄花の石楠花が、ちらほら咲いている、この花の弁で承けた霧の雫を吸ったときは、甘酸っぱい香気で、胸が透いた。
— 小島烏水 『谷より峰へ峰より谷へ』 青空文庫
」 外では、グラン・パレイの春のサロンから出て来た人がちらほら晩餐までの時間を持てあましている。
— ――朝と昼―― 『巴里のキャフェ』 青空文庫
伯林にちらほら街路樹の菩提樹の葉が散り初めたのは十日程前だった。
— 岡本かの子 『伯林の落葉』 青空文庫
大きな畑だけれど、十月の半過ぎでは、茄子もちらほらしかなって居ない。
— 伊藤左千夫 『野菊の墓』 青空文庫
……その柳の下を、駈けて通る腕車も見えず、人通りはちらほらと、都で言えば朧夜を浮れ出したような状だけれども、この土地ではこれでも賑な町の分。
— 泉鏡花 『国貞えがく』 青空文庫
往来傍には又岸に臨んで、果しなく組違えた材木が並べてあるが、二十三十ずつ、四ツ目|形に、井筒形に、規律正しく、一定した距離を置いて、何処までも続いて居る、四ツ目の間を、井筒の彼方を、見え隠れに、ちらほら人が通るが、皆黙って歩行いて居るので。
— 泉鏡花 『三尺角』 青空文庫
庭にはかんかん陽があたって蝉の声の降るなかにいちはつがちらほら咲いていた。
— 岡本かの子 『宝永噴火』 青空文庫
作例 · 標準
雨上がりの空に、星がちらほら見え始めた。
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春になって、庭に花がちらほら咲き始めた。
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休日の観光地にも、コロナの影響か、観光客がちらほらだ。
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標準
now and then
作例 · 標準
最近、駅で昔の同級生にちらほら会うことがある。
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映画館には、公開から時間が経ったせいか、観客がちらほらしかいなかった。
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この時間帯になると、ちらほらと閉店準備をする店が見られる。
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