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夜光

やこう
名詞名詞-の形容詞
1
標準
nocturnal luminescence
文例 · 用例
夜光虫は私たちに一言の挨拶もせず、溶けて崩れるようにへたへたと部屋の隅に寝そべった。
太宰治 ダス・ゲマイネ 青空文庫
悪い雲が低く傾いて、その欠け間から月を見せる、立木の腹が、夜光の菌でもあるように、ボーツと白く明るくなった。
小島烏水 雪中富士登山記 青空文庫
私は現代が、夜光虫と欧羅巴スタイルのグランド・ホテル・ド・横浜のダンシング・ホールと空中の軽業だと断定する。
Love on Drought 恋の一杯売 青空文庫
皺だらけの私の寝室をノックする音がして、暗闇から出た女の手が、楕円形の天井をみつめていた私の目前で葡萄蔓のようにからんで、青いリノリウムのうえにMELINSの扱帯が夜光虫のように円をつくると、私は断截された濡れた頭髪を腕の中に感じて、いつのまにか恋愛のマッフのなかに、ひとときの安息を求めた。
吉行エイスケ 大阪万華鏡 青空文庫
夜光虫が美しく光る海を前にして、K君はその不思議な謂われをぼちぼち話してくれました。
――或はKの溺死 Kの昇天 青空文庫
大国主神が海岸に立って憂慮しておられたときに「海を光して依り来る神あり」とあるのは、あるいは電光、あるいはまたノクチルカのような夜光虫を連想させるが、また一方では、きわめてまれに日本海沿岸でも見られる北光の現象をも暗示する。
寺田寅彦 神話と地球物理学 青空文庫
このごろでは「夜光虫ノクチルカ」その他の発光動物に関するものを捜しているが、まとまった手ごろな本はまだ見つからない。
寺田寅彦 錯覚数題 青空文庫
伯爵は侯爵の送って来た箱を開けて見て、「マア、非常に綺麗な腕環が入って居る」と、夜光珠や真珠の鏤めてある、一個の光輝燦爛たる黄金の腕環を取出した。
流星奇談 黄金の腕環 青空文庫
作例 · 標準
夜の海辺を歩いていると、波打ち際で青白い夜光が見えた。
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深海に住む魚たちの中には、獲物をおびき寄せるために夜光を放つものがいる。
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月の光がない夜でも、この石は微かな夜光を発している不思議な性質がある。
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