中空
ちゅうくう異読 なかぞら
名詞-の形容詞名詞頻度ランク #34420 · 青空 385 例
標準
hollow
文例 · 用例
さすがに樹海と草原だけは、劃然と境界されて、樹はかたまって藍をたたえ、草は群がって青をよどむ、樹海から立つ炭焼の煙が一筋ほうと中空に霞む。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
それはひそかに無性な触覚の気安さから一たび風が吹き出すと、吹雪のように中空に、地上に舞い立ち渦巻くあわただしさと変った。
— 岡本かの子 『伯林の落葉』 青空文庫
その時、日本の五月の朝の中空には点々、点々、点々、点々。
— 岡本かの子 『五月の朝の花』 青空文庫
打出されたところは昔|呉竹の根岸の里今は煤だらけの東北本線の中空である。
— 寺田寅彦 『猫の穴掘り』 青空文庫
七味唐辛子を売り歩く男で、頭には高くとがった円錐形の帽子をかぶり、身にはまっかな唐人服をまとい、そうしてほとんど等身大の唐辛子の形をした張り抜きをひもで肩につるして小わきにかかえ、そうして「トーン、トーオン、トンガシノコ」と四拍子の簡単な旋律を少しぼやけた中空なバリトンで歌い歩くのがいた。
— 寺田寅彦 『物売りの声』 青空文庫
私は流星の話をすると同時に、熱心な流星観測者が夜中空を見張っている話をして、それからいわゆる新星の発見に関する話もして聞かせた。
— 寺田寅彦 『小さな出来事』 青空文庫
と見ると、どうしたことかさ、今いうその檜じゃが、そこらに何もない路を横断って見果のつかぬ田圃の中空へ虹のように突出ている、見事な。
— 泉鏡花 『高野聖』 青空文庫
凄じく嘶いて前足を両方|中空へ翻したから、小さな親仁は仰向けに引くりかえった、ずどんどう、月夜に砂煙がぱっと立つ。
— 泉鏡花 『高野聖』 青空文庫
作例 · 標準
このパイプは軽量化のため、内部が中空構造になっている。
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中空のブロックは断熱性が高く、建築材料として使われる。
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彼の言葉は中空で、全く説得力がなかった。
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標準
mid-air
作例 · 標準
鳥が獲物を狙って中空を旋回している。
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彼の放った矢は、見事な弧を描いて中空を飛んでいった。
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サッカー選手が中空でボールをヘディングする。
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