無き
なき
接尾辞連体詞頻度ランク #17981 · 青空 0 例
標準
-less
文例 · 用例
地下鐵道にてひとり來りて地下鐵道の青き歩廊をさまよひつ君待ちかねて悲しめど君が夢には無きものをなに幻影の後尾燈空洞に暗きトンネルの壁に映りて消え行けり。
— 萩原朔太郎 『氷島』 青空文庫
そこに距離の間隔はあれども無きが如く、翁の擬して撫で来る指の腹に地平の林は皮膚のうぶ毛のように触れられた。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
御新造は驚きたるやうの惘れ顏して、夫れはまあ何の事やら、成ほどお前が伯父さんの病氣、つゞいて借金の話しも聞ましたが、今が今私しの宅から立換へようとは言はなかつた筈、それはお前が何ぞの聞違へ、私は毛頭も覺えの無き事と、これが此人の十八|番とはてもさても情なし。
— 一葉女史 『大つごもり』 青空文庫
(その十二)直次は其夜の闇にまぎれて、松川屋敷を出ぬ、明けて驚きし佐助夫婦が、常は兎角に小言もいひけれど、いかに定めて斯かる仕義と流石に胸やすからねば評議とり/″\に、おそよは朝な/\手を合する神々にも、心得違ひの無きやうにと祈りぬ。
— 一葉 『暗夜』 青空文庫
月の夜 村雲すこし有るもよし、無きもよし。
— 樋口一葉 『あきあはせ』 青空文庫
虫の声 垣根の朝顔やう/\小さく咲きて、昨日今日|葉がくれに一花みゆるも、そのはじめの事おもはれて哀れなるに、松虫すゞ虫いつしか鳴よわりて、朝日まちとりて竈馬の果敢なげに声する、小溝の端、壁の中など有るか無きかの命のほど、老たる人、病める身などにて聞たらば、さこそ比らべられて物がなしからん。
— 樋口一葉 『あきあはせ』 青空文庫
根の根の細かな繊毛のその岐れの殆ど有るか無きかの毛の尖のイルミネエション、それがセンチメンタリズムの極致とすれば、その毛の尖端にかじりついて泣く男、それは病気の朔太郎である。
— 萩原朔太郎 『月に吠える』 青空文庫
と又、T「引ッ込ま無きゃ ひきずり下す!
— 山中貞雄 『中村仲蔵』 青空文庫
作例 · 標準
彼の話は、根拠無き憶測に過ぎなかった。
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その決定は、明確な理由無きまま下された。
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希望無き世界で、人々はただ生きることに必死だった。
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