泥沼
どろぬま異読 ドロぬま・でいしょう
名詞多音語頻度ランク #17172 · 青空 230 例
標準
bog
文例 · 用例
それに関するレーリーの手紙に「スペクトロスコピーの泥沼に踏込むことになっても困るが」と書いてある。
— 寺田寅彦 『レーリー卿(Lord Rayleigh)』 青空文庫
異樣な小屋が、泥沼と化した泉のほとりに、渇いたやうに、蹲つてゐるばかり。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『旗手クリストフ・リルケ抄』 青空文庫
まあ、どっちにしても気味のよくない所で、むかしは大変に広い池であったのを、江戸時代になってだんだんに狭められたのだそうで、わたくしどもの知っている時分には、岸の方はもう浅い泥沼のようになって、夏になると葦などが生えていました。
— 帯取りの池 『半七捕物帳』 青空文庫
抓っても確に活返ったのじゃが、それにしても富山の薬売はどうしたろう、あの様子ではとうに血になって泥沼に。
— 泉鏡花 『高野聖』 青空文庫
丙は時として荊棘の小道のかなたに広大な沃野を発見する見込みがあるが、そのかわり不幸にして底なしの泥沼に足を踏み込んだり、思わぬ陥穽にはまって憂き目を見ることもある。
— 寺田寅彦 『自由画稿』 青空文庫
個性だけでは知らず知らずの間に落ち込みやすい苟安自適の泥沼から引きずり出して、再び目をこすって新しい目で世界を見直し、そうして新しい甦生の道へ駒の頭を向け直させるような指導者としての役目をつとめるのがまさにこの定座であるように思われるのである。
— 寺田寅彦 『連句雑俎』 青空文庫
嫗は威儀正しく、膝のあたりまで手を垂れて、「はい、申されまする通り、世がまだ開けませぬ泥沼の時のような蘆原でござるわや。
— 泉鏡花 『悪獣篇』 青空文庫
一日ごとに桃いろのカードも緑のカードもだんだんつぶされて、泥沼に変わるのでした。
— 宮沢賢治 『グスコーブドリの伝記』 青空文庫
作例 · 標準
雨上がりの森の奥深くには、足を取られる泥沼が広がっていた。
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探検隊は、行く手を阻む泥沼に苦戦した。
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彼は誤って泥沼に落ち、救助されるのに時間がかかった。
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標準
quandary
作例 · 標準
会社の経営は泥沼に陥り、再建の道筋が見えない。
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政治家たちの争いは泥沼化し、国民の信頼を失いつつある。
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彼は私的な問題で泥沼にはまり込み、精神的に参ってしまった。
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