深み
ふかみ
名詞頻度ランク #13182 · 青空 643 例
標準
deep place
文例 · 用例
わが知らぬ、とほきとほきとほき深みにて 青空は、白い雲を呼ぶ。
— 中原中也 『夏は青い空に……』 青空文庫
突飛な題材を無造作な不細工な描き方で画いているようではあるが、第一構図や意匠の独創的な事は別問題としても今ここに論じているような「不協和の融和」という事が非常にうまく行われているので、そこに名状の出来ぬ深みが生じ「内容」が出来ているのである。
— 寺田寅彦 『津田青楓君の画と南画の芸術的価値』 青空文庫
これも同君の絵について感ずる矛盾の調和の一つであって絵の深みを増す所以であある。
— 寺田寅彦 『津田青楓君の画と南画の芸術的価値』 青空文庫
今の室生は勿論、全體に於て昔の金澤時代の彼とは變つて居るが、とにかく彼の容貌には、どこかヱルレエヌやベトーベンに見るやうな、藝術的の「深みある美しさ」があることを、近來になつてしみじみと感じてゐる。
— 萩原朔太郎 『室生犀星の印象』 青空文庫
「でも、蜂の子供には御馳走なんだよ」 穴の二三|寸手前に降りた蜂は、やがて頭と前脚で蜘蛛の死骸を穴の深みへ押して行つた。
— 南部修太郎 『畫家とセリセリス』 青空文庫
親爺のような人間が、植民地へ来て、深みへ落ちてしまうのは、四人や五人ではきかないだろう。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
私の想像はその色が暗示する測り知られない深みへ深みへのぼつて行つた。
— 梶井基次郎 『闇への書』 青空文庫
当時の政客で○○○議長もしたことのあるK氏の夫人とその同伴者が波打際に坐り込んで砂浜を這上がる波頭に浴しているうちに大きな浪が来て、その引返す強い流れに引きずり落され急斜面の深みに陥って溺死した。
— 寺田寅彦 『海水浴』 青空文庫
作例 · 標準
川の深みに入ると急に足がつかなくなるので、子供たちは浅瀬で遊ぶように言い聞かせた。
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彼は他人の金銭トラブルの深みにはまってしまい、自分まで借金を背負う羽目になった。
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大物釣りのポイントを求めて、岩場の陰にある水の澄んだ深みをじっと狙い続けた。
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標準
depth
作例 · 標準
この名画は色彩が何層にも塗り重ねられており、言葉では表現できない視覚的な深みがある。
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数々の苦難を乗り越えてきた彼の言葉には、経験に基づいた独特の深みと説得力が宿る。
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スープを一晩じっくりと寝かせたことで、旨味とコクに深みが増して格段に美味しくなった。
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