痛哭
つうこく
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
lamentation
文例 · 用例
燕王張玉の死を聞きて痛哭し、諸将と語るごとに、東昌の事に及べば、曰く、張玉を失うより、吾今に至って寝食安からずと。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
殿に在りしもの凡そ五六十人、痛哭して地に倒れ、倶に矢って随いまつらんともうす。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
ハクストハウセンの『トランスカウカシア』にいわく、ある若き牧牛人|蛇山の辺に狩りし、友に後れて単り行く、途上美しき処女が路を失うて痛哭くに遭い、自分の馬に同乗させてその示す方へ送り往く内、象牙の英語で相惚と来た。
— 蛇に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
文明を養いなすべき任に当たりたる学者にして、その精神の日に衰うるを傍観してこれを患うる者なきは、実に長大息すべきなり、また痛哭すべきなり。
— 福沢諭吉 『学問のすすめ』 青空文庫
断腸の思ひで春登は母の霊前に痛哭する。
— 岸田國士 『北支物情』 青空文庫
その笑が痛哭であろうとも、自嘲であろうとも、解除であろうとも、それはどうでも好い。
— ――黙子覚書―― 『夢は呼び交す』 青空文庫
且又国家凶事相続き御経済の程も思ひ遣り痛哭の至に候。
— 永井荷風 『下谷叢話』 青空文庫
わたくしは取るものも取敢えずその夜のうちに随心院へ参り、雑兵劫掠の顛末を深夜のことゆえお取次を以て言上いたしましたところ、太閤にはお声をあげて御|痛哭あそばしました由、それを伺ってわたくしはしんから身を切られる思いを致したことでございました。
— 神西清 『雪の宿り』 青空文庫
作例 · 標準
愛する家族を亡くし、その場にいた人々は皆、痛哭した。
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事件の悲惨さに、多くの人々が痛哭の声を上げた。
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失ったものへの悲しみは深く、一人静かに痛哭する時間が必要だった。
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