在官
ざいかん
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
holding office
文例 · 用例
印象画派生き残りの唯一の巨匠で、現在官展の元老であるピサロは貧乏ではあるまい。
— 岡本かの子 『母子叙情』 青空文庫
文筆の業も、在官の時、永観元年の改元の詔、同二年、封事を上らしめらるるの詔を草したのを首として、二十篇ばかりの文、往生極楽記などを遺したに過ぎないで終ったが、当時の人の心界に対して投げた此人の影は、定基を点化した一事に照しても明らかであった。
— 幸田露伴 『連環記』 青空文庫
かつ在官者よりも自由であって、大抵|操觚に長じていたから、矢野龍渓の『経国美談』、末広鉄腸の『雪中梅』、東海散士の『佳人之奇遇』を先駈として文芸の著述を競争し、一時は小説を著わさないものは文明政治家でないような観があった。
— ――新文学の曙光―― 『四十年前』 青空文庫
誰も彼もノルウェーが良いと云うから行ってみたが、あそこの駐在官の月給を減らしても良い。
— 横光利一 『欧洲紀行』 青空文庫
夫まで秀子は今まで通り此の土地の宿屋に居て日々此の家へ来る筈だ」余「何しに来ます」叔父「己の書き物などを手伝いに来るのサ実は朝倉家に居る間も手紙の代筆などを頼んで見たが流石『秘書官』の著者だけに、己が在官中に使って居た書記よりも筆蹟文章ともに旨い。
— 黒岩涙香 『幽霊塔』 青空文庫
政府一新の時より在官の人物、力を尽くさざるにあらず、その才力また拙劣なるにあらずといえども、事を行なうに当たり如何ともすべからざるの原因ありて、意のごとくならざるもの多し。
— 福沢諭吉 『学問のすすめ』 青空文庫
今、在官の人物少なしとせず、私にその言を聞きその行を見ればおおむねみな闊達大度の士君子にて、わが輩これを間然する能わざるのみならず、その言行あるいは慕うべきものあり。
— 福沢諭吉 『学問のすすめ』 青空文庫
私立の人も在官の人も等しく日本人なり。
— 福沢諭吉 『学問のすすめ』 青空文庫
作例 · 標準
その政治家は、長年にわたり重要な役職に在官した。
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在官中の不正が発覚し、彼は責任を問われた。
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在官の身でありながら、彼は常に庶民の声を大切にした。
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