責め道具
せめどうぐ
名詞
標準
instruments of torture
文例 · 用例
情偽があろうかという、佐佐の懸念ももっともだというので、白州へは責め道具を並べさせることにした。
— 森鴎外 『最後の一句』 青空文庫
」佐佐は責め道具のある方角を指さした。
— 森鴎外 『最後の一句』 青空文庫
若芽のために櫟の切株が生きてるように』って、それさえ忘れなきゃいいじゃないの」「そう拷問の責め道具に、子供、子供って担ぎ出すなよ。
— ――生きる為に―― 『山谿に生くる人々』 青空文庫
べらぼうめ、責め道具は掃くほどあるんだ。
— 毒を抱く女 『右門捕物帖』 青空文庫
ここにおれが持っているこのなげえ一刀の千柿鍔と、おぬしが所持のその小わきざしの千柿鍔と、大小二つがぴったり合うこそ、なによりの証拠とホシをさしたら、ほかに責め道具はいらなかろう!
— 千柿の鍔 『右門捕物帖』 青空文庫
なにしろ、責め道具のネタを三つも持ってけえったんだからな。
— 妻恋坂の怪 『右門捕物帖』 青空文庫
もう一つには、わたくしの工夫で、一つの責め道具を見せてやりました」「どんな責め道具です」「島田の弟子の吾八に云いつけて、川から引き揚げた犬の死骸を写真に撮らせて、お角の眼の前に突き付けさせました。
— 蟹のお角 『半七捕物帳』 青空文庫
そんな責め道具をどうして思い付いたかと云いますと、わたくしが神奈川の料理茶屋を出て写真屋へ帰る途中、往来のまん中で二匹の犬がふざけているのを見たのが始まりで、それからふっと考え付いたのです」「どんなことを考え付いたのです」「さあ、それは少しお話ししにくい事で……」と、老人は顔をしかめながら微笑んだ。
— 蟹のお角 『半七捕物帳』 青空文庫
作例 · 標準
地下の拷問部屋には、錆びついた鎖や火かき棒など、おぞましい責め道具が並んでいた。
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歴史博物館で、かつて異端審問で使用されていたとされる責め道具のレプリカを見た。
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彼は自白を強要される間、目の前に置かれた冷酷な責め道具に怯えきっていた。
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