詠ずる
えいずる
動詞-ずる変動詞-他動詞
標準
to compose (e.g. poem)
文例 · 用例
即ち例えば、俳句は主として自然の風物を詠ずる故に客観的で、和歌は恋愛等を歌う故に主観的だと言うのである。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
其の詠ずるところの雑詩の一に曰く、志士は 苦節を守る、達人は 玄言に滞らんや。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
彼の氏郷が自ら毒飼をされた事を知って、限りあればの歌を詠ずると、千利休が「降ると見ば積らぬさきに払へかし雪には折れぬ青柳の枝」という歌を示して落涙したなどというのは余り面白くない演劇だ。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
鑛毒鑛毒地被害民の惨状を詠ずる歌一首並反歌下つ毛の足尾の山は。
— 長塚節 『長塚節歌集 上』 青空文庫
(鹽原之山中蛤の化石を産す故に結末之に及ぶ)うみ苧集(一)二月二十五日筑波山に登りて夫婦餅を詠ずる歌并反歌狹衣の小筑波嶺ろは。
— 長塚節 『長塚節歌集 上』 青空文庫
反歌筑波嶺に後來む人も吾如くこゝだ欲る可き串もちひこれ三月のはじめ下總神崎の雙生の岡より筑波山を望みて詠ずる歌并反歌十握稻ふさ刈る鎌の。
— 長塚節 『長塚節歌集 上』 青空文庫
花鳥風月を俳句で詠ずるのは植物動物氣象天文の科學的事實を述べるのではなくて、具體的な人間の生きた生活の一斷面の表象として此等のものが現はれるときに始めて詩になり俳句になるであらう。
— 寺田寅彦 『天文と俳句』 青空文庫
子規が天文地理の季題が壯大なことを詠ずるに適して居ると云つたのも所由のあることである。
— 寺田寅彦 『天文と俳句』 青空文庫
作例 · 標準
旅の情景を、彼は即興で短歌を詠ずる。
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秋の夜長に、静かに俳句を詠ずる。
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彼女は、自然の美しさを歌に詠ずることを得意としている。
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昔の文人たちは、漢詩を盛んに詠じた。
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標準
to recite
作例 · 標準
落語家は、物語を巧みに語り、観客を魅了した。
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学生たちは、各自で選んだ詩を、壇上で感情を込めて詠じた。
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古都の寺院で、僧侶がお経を厳かに詠ずる声が響き渡った。
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夏祭りの夜、若者たちが宴席で歌を詠じた。
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