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片隅

かたすみ
名詞頻度ランク #11130 · 青空 2203
1
標準
corner
文例 · 用例
娘の姿のちらちらする日には竹村君は面白そうに一時間の余も話し込んでいるが、娘の顔を見せぬ日は自然に口が重くてそうかといって急に帰るでもなく、朝日を引切りなしに吹かして真鍮のしかみ火鉢の片隅へ吸殻の山をこしらえる。
寺田寅彦 まじょりか皿 青空文庫
そこで私は立って窓枠にのせてあった草花の鉢をもって片隅に始めから黙って坐っていた半白の老寡婦の前に進み、うやうやしくそれを捧げる真似をしたら皆が喜んでブラボーを叫んだり手と拍いたりした。
寺田寅彦 追憶の冬夜 青空文庫
腰掛の一番後ろの片隅に寄りかかって入口の脇のガラス窓に肱をもたせ、外套の襟の中に埋るようになって茫然と往来を眺めながら、考えるともなくこの間中の出来事を思い出している。
寺田寅彦 障子の落書 青空文庫
京橋から電車に乗ってこの片隅へ腰を下ろしてから始めて今朝の別れを思い起し、それからそれとこの間中の事を繰返してみる。
寺田寅彦 障子の落書 青空文庫
などと、負け惜しみに似たやうな自問自答をして、さて、その父なる奇妙の人物は、ムカシ ムカシノオ話ヨ と壕の片隅に於いて、繪本を讀みながら、その繪本の物語と全く別個の新しい物語を胸中に描き出す。
太宰治 お伽草紙 青空文庫
でもまた、見渡す限り、ただ薄みどり色の茫洋乎たる大空洞の片隅に、幽かな黒一點をとどめてゐるものが、たとひそれは嘘にしても月の影法師だと云はれて見ると、鯛の大群や火事だと思つて眺めるよりは、風流人の浦島にとつて、はるかに趣きがあり、郷愁をそそるに足るものがあつた。
太宰治 お伽草紙 青空文庫
どんなに安樂な暮しをしてゐても、自分の家が、自分の里が、自分の頭の片隅にこびりついて離れぬ。
太宰治 お伽草紙 青空文庫
一飯の恵みに与りたいのだ」 そう受取るようになった店々のものは、掃除をしたあとで立つ少年を台所の片隅に導いて食事をさせた。
岡本かの子 みちのく 青空文庫
作例 · 標準
都会のビルの片隅にひっそりと咲く一輪の野花に、思わず足を止めた。
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「机の片隅に置いておいたはずのメモが、どうしても見つからないんだ。」
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彼は心の片隅で、いつか夢を叶えて故郷に錦を飾る日を夢見ている。
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公園の片隅にあるベンチでは、老人が一人、静かに新聞を読んでいた。
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ウィキペディア曖昧さ回避

片隅(かたすみ) 片隅 - 日本の歌手・三浦大知の両A面シングル『片隅/Corner』に収録(2019年)。 片隅 (THE RAMPAGE from EXILE TRIBEの曲) - THE RAMPAGE from EXILE TRIBEのシングル(2023年)。 片隅に この世界の片隅に

出典: 片隅 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0