頭語
とうご
名詞
標準
the opening greeting on letters
文例 · 用例
とにかくロシアの golova, glava(セルボ・クロアチアも同じ)、チェッコの hlava, ズールの inhloko(in は接頭語)等いずれも「カラワ」と音が近い。
— 寺田寅彦 『言葉の不思議』 青空文庫
それはたとえば両国語の適当な語彙から比較に不適当な分子、たとえば本質的でないと思わるる接頭語、接尾語などを整理し(もちろんこれにはある仮定を要するが、それが tentative method として許容される事は、いわゆる精密科学においても同様である。
— 寺田寅彦 『比較言語学における統計的研究法の可能性について』 青空文庫
だから、支那では、忠孝とは言っても、忠は孝の接頭語くらいの役目で添えられているだけで、主格は孝のほうにあると言っていいのです。
— 太宰治 『惜別』 青空文庫
ライオンスも、その夜の男の言葉に米国|訛りを感得したと主張しているし、あの、セントラル・ニュース社へ宛てた手紙と葉書の冒頭語、Dear Boss なる文句は、明白にアメリカの俗語で、英国では絶対に使わないといっていい。
— 牧逸馬 『女肉を料理する男』 青空文庫
いが動詞の接頭語となることは、い・ゆ(行)く、い・さ(去)る、い・は(這)ふ(いはひもとほりうちてしやまむ 古事記)、い・の(宣)るなどを見ても明かであるから、わくといふ動詞が実際あつたといふことは疑を容れる余地がないとおもふ。
— 折口信夫 『用言の発展』 青空文庫
い―わ・くのいは、い―行・く、い―宣・る、い―去・る、い―這・ふなどのいで、接頭語である。
— 折口信夫 『わかしとおゆと』 青空文庫
その時はこう云う彼の言も、単に一場の口頭語として、深く気にも止めませんでしたが、今になって思い合わすと、実はもうその言の中に傷しい後年の運命の影が、煙のように這いまわっていたのです。
— 芥川龍之介 『開化の良人』 青空文庫
これは「あくがれ」という形もあるのであるが、詩語として承け渡した詩人たちは「こがる」と言う焦心を表す語に、接頭語あのついたものと感じた為に、「あこがれ」の方ばかり使った。
— 折口信夫 『詩語としての日本語』 青空文庫
作例 · 標準
手紙の書き方では、時候の挨拶の前に「拝啓」などの頭語を置くのが一般的だ。
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正式なビジネス文書では、頭語と結語の対応に注意が必要だ。
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彼は手紙の頭語にいつも工夫を凝らしていた。
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