迂拙
うせつ
名詞
標準
poor and careless way of living
文例 · 用例
杜樊川もセザアル・フランクもスピノザも填めることのできない孔竅が、一つの讃辞、一つの阿諛によってたちまち充たされるという・人間的な余りに人間的な事実に、(そして、自分のような生来の迂拙な書痴にもこの事実が適用されることに)三造は今更のように驚かされるのである。
— 中島敦 『狼疾記』 青空文庫
古渡は風采揚らず、挙止|迂拙であったので、これと交るものは殆ど保|一人のみであった。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
天下に易々として古玩を愛するものあるを見る、われは唯わが性の迂拙なるを歎ずるのみ。
— 芥川龍之介 『わが家の古玩』 青空文庫
今や迂拙の文を録し、恬然として愧ずることなし。
— 序 『将来の日本』 青空文庫
就中、貴族の一部に至つては、霄壌の差あり、既に一原素の異るを以てするも、英国政体に比して論ずれば、三方鼎立の一を欠く、三足を以て立つ鼎にして一足を欠き、二足にして確立するを得ると云はば、三尺の童子と雖も、迂拙を笑ふべし。
— 誰が日本民族の主人であるか 『天皇』 青空文庫
うれたくも思はかれつ名はうせつ。
— 萩原朔太郎 『短歌』 青空文庫
」と、参事官は受けて、「わたしも有益な古書を読むことは大好きですが、とうせつの本もずいぶん読みます。
— LYKKENS KALOSKER 『幸福のうわおいぐつ』 青空文庫
親がああして欲しいこうして頼むというせつない気持を、深あく察するのが孝というもんだ」 その時の母を語るとよ子のあどけない瞳には、さんさんと涙があふれ落ちていた。
— 鷹野つぎ 『草藪』 青空文庫
作例 · 標準
例句
標準
I
作例 · 標準
例句