飽き飽き
あきあき
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
getting tired of
文例 · 用例
云換れば、其の西欧二千年の文献の、そのあれやこれやが、誰かの口によつて少し唱へられさへすれば、人々はその方へドヤドヤと寄り、それを一通り見た頃にはもう飽き飽きしてゐたのである。
— 中原中也 『よもやまの話』 青空文庫
僕は實に、日本文壇の技巧的文學に飽き飽きしてゐる。
— 萩原朔太郎 『芥川龍之介の追憶』 青空文庫
長い飽き飽きした時間の後に、やつと明石行の列車が這入つてきた。
— 萩原朔太郎 『大船驛で』 青空文庫
だって僕は歌劇の舞台以外おしろいをべったり塗って西洋人のなかをしゃなしゃな歩く沢山のマダム・バッタフライの複製には飽き飽きしているんだ。
— 岡本かの子 『オペラの帰途』 青空文庫
それは夢のようでもあり、いつまで経っても同じ繰返しばかりで飽き飽きしても感じられた。
— 岡本かの子 『家霊』 青空文庫
この系統の電車は均平にもすでに久しくお馴染になっており、飽き飽きしていた。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
同様に、金とか、女とかいうものも実際に手に取ってみると存外下らない、飽き飽きしたものである上に、そんなものに対する慾望を持続して行くためには実に馬鹿馬鹿しい、たまらないほど夥しい苦労を続けなければならぬであろうことを考えるだけでもウンザリした。
— 夢野久作 『鉄鎚』 青空文庫
それほど女性の陰に悩まされた自分でありながら、さて女性に離れて仕舞うことになると、まるでぽかんとして仕舞うのですね」 それは恰度菓子造りの家の者が菓子に飽き飽きしながら、絶えず糖分を摂取せずにはいられないようなものではなかろうか。
— 岡本かの子 『高原の太陽』 青空文庫
作例 · 標準
歴史的な出来事は現在に影響を与えている。
文化的な多様性は社会の財産だ。
伝統の継承と革新のバランスが課題である。
歴史的遺産の保存に力が入れられている。