艙口
そうこう
名詞頻度ランク #13316 · 青空 28 例
標準
hatch
文例 · 用例
それはすっかり平甲板(12)が張ってあり、舳の近くに小さな艙口が一つあるだけで、この艙口はストロムを渡ろうとするときには、例の狂い波の海にたいする用心として、しめておくのが習慣になっていました。
— A DESCENT INTO THE MAELSTROM 『メールストロムの旋渦』 青空文庫
ボートの連中を艙口から収容すると、今度は船員が漕ぎながら人間を拾い集める。
— 夢野久作 『爆弾太平記』 青空文庫
そこでコンナ処に居ては険呑だと気が付いたから、出来るだけ深く水の底を潜って、慶北丸の左舷の艙口から機関室に潜り込んだ。
— 夢野久作 『爆弾太平記』 青空文庫
ハハハ」 小雨の中に肩をすぼめて艙口を降りて行く伊那少年の背後姿は、世にもイジラシイ憐れなものであった。
— 夢野久作 『難船小僧』 青空文庫
何にも事情を知らない私たちは、艙口を上りながら、互に「どうしたのだらう」と云ひ交はしました。
— 芥川龍之介 『猿』 青空文庫
艙口にはのこらず、候補生が配置してありますから、上甲板の連中は勿論下へは一足でもはいれません。
— 芥川龍之介 『猿』 青空文庫
私は、殆、踴躍して、艙口を駈け下りました。
— 芥川龍之介 『猿』 青空文庫
息も出来ないような風圧に慌てた中野は、つい二三歩ばかり離れた艙口に、やっとのことで飛つくと、無我夢中で船内にころげこんだ。
— 蘭郁二郎 『地図にない島』 青空文庫
作例 · 標準
船の艙口から荷物を積み込む。
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嵐の中で艙口をしっかり閉じた。
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艙口の鍵をかけることが乗務員の務めだ。
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