自由人
じゆうじん
名詞
標準
free person
文例 · 用例
ところで――これはなにもわたしがこうまんにかまえるわけではないのですが、しかし――自由人として、またわたしの所有する知識にたいしても――まあ、そうとうたかい今の身分やきょうぐうのことは申しますまいが――どうかおまえよばわりだけは、やめていただきたいものですな。
— SKYGGEN 『影』 青空文庫
天成の自由人であつたのであり、且善良であつたのであり、そして自分は自分の趣味を自分の生命としてゐたのであつた。
— 幸田露伴 『淡島寒月のこと』 青空文庫
さういふ自由人は、自己の中で人類發展の歴史をもう一度繰返して見なければならぬ。
— 中島敦 『かめれおん日記』 青空文庫
特殊な自由人は、慣習を點檢して見て、それが成立するに至つた必然性を實感しない限り、それに從はうとしない。
— 中島敦 『かめれおん日記』 青空文庫
特にまた、手工、従って実験的な仕事などをするのは自由人の体面に関わることであってただ奴隷にのみふさわしいものであるというような考えがあったことが不利な影響を生じたのであった。
— スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 『宇宙の始まり』 青空文庫
横光利一は「紋章」の久内の生きかたによって、今日大多数の小市民・インテリゲンチアが求めている階級性を絶した自己の確立感、不安、動揺の上に毅然と立つ一個の自由人の境地を示そうとしているのである。
— 宮本百合子 『一九三四年度におけるブルジョア文学の動向』 青空文庫
雁金がリアリズムの見地でリアルであるかないかは、彼にとって問題でなく、作者が自分の主張の代人である久内を自由人として鋳出すに必要なワキ役のタイプとしていかす必要にだけ腹をすえて、雁金も山下も、妻、初子すべてを扱っている。
— 宮本百合子 『一九三四年度におけるブルジョア文学の動向』 青空文庫
けれども真にわれわれが自由人たらんがためには、どうしてもこの事実は完成しなければならぬ。
— 大杉栄 『奴隷根性論』 青空文庫
作例 · 標準
定職に就かずリュック一つで世界中を放浪している兄を、親戚たちは「救いようのない自由人」と呼んでいる。
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「君は本当に自由人だね。その既成概念に囚われないユニークな発想が、今回のプロジェクトを成功に導いたよ」
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窮屈な組織のしがらみを全て脱ぎ捨て、フリーランスとして活動を始めたことで、ようやく自由人の仲間入りができた。
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ウィキペディア曖昧さ回避
自由人(じゆうじん) 何ものにも強制されず自らの運命を自分で決めることができ、思いのままに生きる人もしくは人々(奴隷と対置)。 日本のロックバンド。現「PhilHarmoUniQue」。 元F1ドライバーのネルソン・ピケの日本における異名。
出典: 自由人 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0