閻王
えんおう
名詞
標準
Yama, judge of the afterlife
文例 · 用例
蕪村の詩としては閻王の口や牡丹を吐んとす が最も有名であるけれども、単なる比喩以上に詩としての内容がなく、前掲の句の方が遥かに幽玄でまさっている。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
)といわれたから、時が時なり、心も心、後暗いので喫驚して見ると、閻王の使ではない、これが親仁。
— 泉鏡花 『高野聖』 青空文庫
閻王の使者に追立てられ、歩むに長き廻廊も死に行く身はいと近く、人形室に引入れられて亡き母の存生りし日を思い出し、下枝は涙さしぐみぬ。
— 泉鏡花 『活人形』 青空文庫
――時に扇子使ひの手を留めて、默拜した、常光院の閻王は、震災後、本山長谷寺からの入座だと承はつた。
— 泉鏡太郎 『深川淺景』 青空文庫
いつか四谷の堂の扉をのぞいて、眞暗な中に閻王の眼の輝くとともに、本所の足洗屋敷を思はせる、天井から奪衣の大婆の組違へた脚と、眞俯向けに睨んだ逆白髮に恐怖をなした、陰慘たる修羅の孤屋に比べると、こゝは却つて、唐土桃園の風が吹く。
— 泉鏡太郎 『深川淺景』 青空文庫
」 思はず振向くと、ふと背後に立つて、暮方の色に紛るゝものは、あゝ何處かで見た……大びけ過ぎの遣手部屋か、否、四谷の閻魔堂か、否、前刻の閻王の膝の蔭か、否。
— 泉鏡太郎 『深川淺景』 青空文庫
「いや、何うも、今日は閻王の役所に檢べものが立込んで、甚く弱つたよ。
— 泉鏡太郎 『みつ柏』 青空文庫
閻王は直に余に同情をよせたらしく「それならば今夜すぐ迎へをやろ。
— 正岡子規 『墨汁一滴』 青空文庫
作例 · 標準
言い伝えによると、閻王は死者の生前の行いを裁くという。
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地獄の釜の蓋が開く日には、閻王の審判が下されると信じられている。
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悪いことをすると、閻王様に舌を抜かれるぞ、と祖母に言われた。
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