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湧き出す

わきだす
動詞-五段-サ行
1
標準
to gush out
文例 · 用例
此處の湯元から湧き出す湯の量は中々豐富らしい。
寺田寅彦 伊香保 青空文庫
日本魂を腐蝕する毒素の代りにそれを現代に活かす霊液でも、捜せばこの智恵の泉の底から湧き出すかもしれない。
寺田寅彦 変った話 青空文庫
Bullock 恋にやつれたエレクトラの広告板から湧き出すオオケストラ、しかも彼女の才能は日比谷街にもまして複雑なのだ。
Love on Drought 恋の一杯売 青空文庫
言へば言ふほど枝葉が茂つて、路が岐れて谷が深く、野が広く、山が高く成つて、雲が湧き出す、霞がかゝる、果は焦込んで、空を打つて、『皆、これだ。
泉鏡太郎 神鑿 青空文庫
清水の湧き出す処などを、うまく見付けて掘ると沢蟹の小さいのを、一升も二升も捕ることさへあつた。
葉山嘉樹 万福追想 青空文庫
和国橋の袂に一本しょんぼりと立っている柳が顫えるように弱く靡いて、秋の寒さはその痩せ衰えた影から湧き出すように思われた。
岡本椅堂 黄八丈の小袖 青空文庫
「こんなだらしのないマネをする奴がいるから困る」と坑夫へ向って、「いったい、何処で拾ったんだ」「水呑場の直ぐ横に、置き忘れたように転っていました」 水呑場――とは云っても、自然に湧き出す地下水を水甕に受けているに過ぎなかった。
大阪圭吉 坑鬼 青空文庫
今まで滝の水のように白かった筈なのが、今は濃い緑色の光沢のある房々とした髪毛になって、振り動かす度に云うに云われぬ美しい芳香が湧き出すのであった。
夢野久作 白髪小僧 青空文庫
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