殷鑑遠からず
いんかんとおからず
表現
標準
lessons from history are not far to seek
文例 · 用例
「や、いささかお灸でしたね、きゃッ、きゃッ、」 と笑うて、技師はこれを機会に、殷鑑遠からず、と少しく窘んで、浮足の靴ポカポカ、ばらばらと乱れた露店の暗い方を。
— 泉鏡花 『露肆』 青空文庫
殷鑑遠からず、一歩を過たば我はた無情の人にならんと、泥除を叩きて口早に、「ちょいとお待ち。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
殷鑑遠からず所謂鏡花會の人々の中などには鼻持ちもならぬ氣障な代物が多いさうである。
— 購書美談 『貝殼追放』 青空文庫
いささかの未練はのこれ 野悟となる 身のはての何を思はむ かつてわが師、吉井勇はこの詠あったが、その時の私も殷鑑遠からず、今|目先にある日本太郎の姿こそ、やがてくるべき日の自分自身であるかのごとくしきりに考えられてならなかった。
— 正岡容 『随筆 寄席囃子』 青空文庫
殷鑑遠からず、支那第一次の革命はその形式に於て共和政治を獲得することが出来た。
— ――我輩の日支親善論 『日支親善策如何』 青空文庫
作例 · 標準
「あの国の混乱を見ていると、まさに殷鑑遠からず、という思いがするね。」
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歴史上の教訓は、形を変えて現代にも現れる。殷鑑遠からず、という言葉を噛みしめるべきだ。
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過去の経済危機を殷鑑遠からず、という視点で分析することが、将来の安定につながるだろう。
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