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殷鑑

いんかん
名詞
1
標準
past example serving as a warning
文例 · 用例
一|時麻雀競技會の常勝者としてその技法をたゞ驚歎されてゐた某が、支那人式の仕方からすれば至極幼稚な不正を行つてゐたことが分るし、結局麻雀界から抹殺されるに到つたなどは甚だ殷鑑遠からざるものとして、その心根の哀れさ、僕は敢へて憎む氣にさへならない。
南部修太郎 麻雀を語る 青空文庫
「や、いささかお灸でしたね、きゃッ、きゃッ、」 と笑うて、技師はこれを機会に、殷鑑遠からず、と少しく窘んで、浮足の靴ポカポカ、ばらばらと乱れた露店の暗い方を。
泉鏡花 露肆 青空文庫
殷鑑遠からず、一歩を過たば我はた無情の人にならんと、泥除を叩きて口早に、「ちょいとお待ち。
泉鏡花 貧民倶楽部 青空文庫
殷鑑は遠からず、堀田稲葉の喧嘩にあるではないか。
芥川龍之介 忠義 青空文庫
本人は茶番だと思つて居たものが、何時かまともな芝居になつて居た殷鑑――と言ふのは、失礼だが――は、手近過ぎるが、新派芝居の最適切な一例だつたことは、まだ誰でも知つてゐる。
折口信夫 雑感 青空文庫
殷鑑遠からず所謂鏡花會の人々の中などには鼻持ちもならぬ氣障な代物が多いさうである。
購書美談 貝殼追放 青空文庫
長崎屋の殷鑑は、見る間にそなたの身の上であろう――「又しても、興ざめのことばかり――さ、にぎやかに一はしゃぎしようのう。
三上於菟吉 雪之丞変化 青空文庫
なにも徳川が亡びたとて、日本の国が亡びるという意味にはならないが、それでも、大坂落城の時の殷鑑はどうだ。
めいろの巻 大菩薩峠 青空文庫
作例 · 標準
昔の失敗を殷鑑として、今回のプロジェクトでは同じ轍を踏まないように注意した。
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歴史書を紐解き、過去の帝国の興亡を殷鑑に現代社会の課題を考察した。
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あの会社の倒産劇は、多くの経営者にとって痛烈な殷鑑となっただろう。
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