他山の石
たざんのいし
名詞頻度ランク #43571 · 青空 0 例
標準
lesson learned from someone's else mistake
文例 · 用例
文学者の文学論、文学観はいくらでもあるが、科学者の文学観は比較的少数なので、いわゆる他山の石の石くずぐらいにはなるかもしれないというのが、自分の自分への申し訳である。
— 寺田寅彦 『科学と文学』 青空文庫
もちろんこうしたことは、それこそ「よけいなお世話」で、男子の私よりも婦人の方が、くわしいことですが、しかし「他山の石、もってわが玉を磨くべし」だと思います。
— 高神覚昇 『般若心経講義』 青空文庫
一道の皮相を奉じて方寸の世界に安んじ、我師の教をのみ無雙の靈玉と輕信して、初より他山の石を求めず、みだりに儒佛を祖述し、また東西の哲理を談ずるものなり。
— 森鴎外 『柵草紙の山房論文』 青空文庫
それでも、文学者に対しては傍人たる彼の言、以て他山の石とするに足るものを持っている……或は、より以上のものを持っている、とも思えないでもない。
— 豊島与志雄 『傍人の言』 青空文庫
そして彼女等の感情の高調時に於ける、三人称的批判と一人称的我執との交錯は、芸術作家にとっては他山の石となり得るものを持っている。
— 豊島与志雄 『性格批判の問題』 青空文庫
もっともよき敵はもっともよき友である、他山の石は相砥礪して珠になるのだ。
— 佐藤紅緑 『ああ玉杯に花うけて』 青空文庫
しかるにたびたび言うとおり僕は他山の瓦礫を捕え来たって、自国の璞玉に比してみずから快とするの愚なることを信ずるから、常に他山の石を藉りて自分の玉を磨くの用に供したいと思う。
— 新渡戸稲造 『自警録』 青空文庫
他山の石|以て玉を磨くべしという教が世に伝えられているが、僕は各国人と交わり、各国人の長所を学びたい心持する。
— 新渡戸稲造 『真の愛国心』 青空文庫
作例 · 標準
A社の不祥事を他山の石として、我々は社内のコンプライアンス体制を再点検すべきだ。
Illusions AI · gemini-3-flash-preview
部下のミスをただ叱るのではなく、それを他山の石にして自分の管理能力を見直した。
Illusions AI · gemini-3-flash-preview
先輩の苦労話を他山の石にすることで、私は同じ落とし穴に嵌まらずに済んだ。
Illusions AI · gemini-3-flash-preview
ウィキペディア
他山の石(たざんのいし)は、四書五経のひとつ『詩経』の記述に基づく故事、慣用句。「他人のつまらない言行、誤りや失敗なども、自分を磨く助けとなる」といった意味であるが、現代の日本語話者の間では、誤った意味で用いることも少なくない表現となっている。
出典: 他山の石 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0