絶望的
ぜつぼうてき
形容動詞
標準
desperate
文例 · 用例
かうした諸問題について、芥川君は非常に懷疑的であり、絶望的にさへニヒリスチツクであるやうに思はれた。
— 萩原朔太郎 『芥川君との交際について』 青空文庫
その頃自分は、思想上や藝術上のことで、ひどく絶望的な惱みをもつてゐた。
— 萩原朔太郎 『芥川龍之介の死』 青空文庫
多分その絶望的な病氣と、それに原因する創作力の衰弱とが、事情の主なるものであると思つた。
— 萩原朔太郎 『芥川龍之介の死』 青空文庫
それはこの十年以来、日本の社会が日々に益々憂鬱になり、人心が絶望的に呻吟して、文化がその目的性と希望とを失ひ、年々歳々益々低落の度を深めて来て居るといふ事実である。
— 萩原朔太郎 『流行歌曲について』 青空文庫
一切は絶望的に決定されてる。
— 萩原朔太郎 『流行歌曲について』 青空文庫
日本にはかつて決して、ボードレエルの如き真の絶望的な悲劇詩人は生れなかったし、今後の近い未来にもまた、容易に生れそうに思われない。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
もともとこの狸は、何の罪とがも無く、山でのんびり遊んでゐたのを、爺さんに捕へられ、さうして狸汁にされるといふ絶望的な運命に到達し、それでも何とかして一條の血路を切りひらきたく、もがき苦しみ、窮餘の策として婆さんを欺き、九死に一生を得たのである。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
幾度か自殺を考へたほど、それほど思想上と生活上との、救ひがたい絶望的苦悶に陷入つて居たかを、君は少しも――眞に文字通りに少しも――知つてはくれないのだ。
— 萩原朔太郎 『室生犀星に與ふ』 青空文庫
作例 · 標準
「絶望的な点差をつけられても、選手たちは最後まで諦めずに走り続けた。」
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「密室に閉じ込められた彼らは、絶望的な状況の中で脱出の糸口を探した。」
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「このまま渋滞が解消されなければ、約束の時間に間に合うのは絶望的だ。」
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