悲観的
ひかんてき
形容動詞
標準
pessimistic
文例 · 用例
北さんが何と言っても、私は、この帰郷の計画に就いては、徹頭徹尾悲観的であった。
— 太宰治 『帰去来』 青空文庫
他の船員らはみな奇蹟的脱出をなし得たと考えて、もはや広い大海へ出るのは確実であると思っているのに、なにゆえに船長は事態を悲観的にのみ見ているのか、わたしにはとうてい測り知られないことである。
— 北極星号の船長 医学生ジョン・マリスターレーの奇異なる日記よりの抜萃 『世界怪談名作集』 青空文庫
もっとも彼の意見は、船長の悲観的な考えとは違って、おそらく公平な判断であろう。
— 北極星号の船長 医学生ジョン・マリスターレーの奇異なる日記よりの抜萃 『世界怪談名作集』 青空文庫
早くから悲観的に見ていた人生がいっそうこのごろいとわしくなって、将来のことまでも考えてやらねばならぬ幾人かの情人たち、そんなものがなければ僧になってしまうがと思う時に、源氏の目に真先に見えるものは西の対の姫君の寂しがっている面影であった。
— 葵 『源氏物語』 青空文庫
悲観的に人生を見るようになった明石を、源氏はそうした寂しい思いをするのも心がらである、自分の勧めに従って町へ出て来ればよいのであるが、他の夫人たちといっしょに住むのがいやだと思うような思い上がりすぎたところがあるからであると見ながらも、また哀れで、例の嵯峨の御堂の不断の念仏に託して山荘を訪ねた。
— 薄雲 『源氏物語』 青空文庫
人生はこんなに予期にはずれるものかと私は悲観的になりました。
— 乙女 『源氏物語』 青空文庫
ただこうした悲観的な緊張の中に、軽快に得意に立ち回っている士官があった。
— 菊池寛 『ゼラール中尉』 青空文庫
彼女は結婚のことを考へると、更に悲観的になった。
— 原民喜 『滑走』 青空文庫
作例 · 標準
彼は自分の将来について非常に悲観的な見通しを持っており、いつも元気がなかった。
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「そんなに悲観的に考えるなよ。やってみれば意外とうまくいくかもしれないぜ」
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世界経済の減速を背景に、多くの企業が来期の業績予想を悲観的に修正した。
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