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梔子

くちなし異読 クチナシ・しし・さんしし
名詞多音語
1
標準
Cape jasmine (Gardenia jasminoides)
文例 · 用例
そしてその下草にところ/″\山梔子が咲いてゐた。
若山牧水 梅雨紀行 青空文庫
梔子の花でないのは、一目見てもはじめから分ってます。
泉鏡花 星女郎 青空文庫
落ち掛けた日が少時竹藪を透して濕つた土に射し掛けて、それから井戸を圍んだ井桁に※んで陰氣に茂つた山梔子の花を際立つて白くした。
長塚節 青空文庫
ひとつは、濕める梔子の別れのゆふべ泣き濡れしあえかの胸に、今もはた「日」は殘らめとささやきつ。
薄田泣菫 泣菫詩抄 青空文庫
あなたはあの山梔子という花を御存じですか」 と不意に王子は尋ねました。
夢野久作 オシャベリ姫 青空文庫
「その山梔子の樹は名前を『口なし』と書くので、昔からこの国の人々が大好きでした。
夢野久作 オシャベリ姫 青空文庫
ところがお城を離れれば離れるほど山梔子の花が少なくなって、しまいにはどちらを向いてもにおいもしなければ、白い花も無いようになりました……。
夢野久作 オシャベリ姫 青空文庫
いと甘き梔子の映えあかるにほひのなかに、埋もれつつ愁ふともなくただひとりありけるほどよ、あはれ、さは通りすがりのちやるめらの肩をかへつつ、ひとうれひ――ひいひゆるへうと荷擔夫の吹きもゆきしを。
北原白秋 思ひ出 抒情小曲集 青空文庫
作例 · 標準
初夏の雨上がりに、庭の梔子の花が放つ甘く濃厚な香りが窓辺まで漂ってきた。
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彼女は白い梔子の花を髪に飾り、華やかな夏祭りの会場へと出かけていった。
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梔子の実は、古くから布や食品を鮮やかな黄色に染める天然染料として重宝されてきた。
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