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屠手

としゅ
名詞
1
標準
slaughterer
文例 · 用例
屠手は屠獣所から雇うてきたのである。
伊藤左千夫 去年 青空文庫
屠手が小さな斧に似た鉄鎚をかまえて立っているところへ、牧夫が牛を引いて行くのである。
伊藤左千夫 去年 青空文庫
相当の位置までくると、シャツにチョッキ姿の屠手は、きわめて熟練したもので、どすと音がしたかと思うと、牝牛は荒れるようすもなく、わずかに頭を振るかとみるまに両膝を折って体をかがめるとひとしく横にころがってしまう。
伊藤左千夫 去年 青空文庫
屠手はうるさいともいわず、その牛を先にやってしまった。
伊藤左千夫 去年 青空文庫
屠手は進んで自分から相当の位置を作りつつ、すばやく一撃を加えた。
伊藤左千夫 去年 青空文庫
無愛想な屠手は手数料を受け取るや、話一つせずさっさと帰って行った。
伊藤左千夫 去年 青空文庫
年の頃五十余のでつぷり肥つた男が人々の指図をして居たが、其老練な、愛嬌のある物の言振で、屠手の頭といふことは知れた。
島崎藤村 破戒 青空文庫
屠手として是処に使役はれて居る壮丁は十人|計り、いづれ紛ひの無い新平民――殊に卑賤しい手合と見えて、特色のある皮膚の色が明白と目につく。
島崎藤村 破戒 青空文庫
作例 · 標準
その熟練した屠手は、牛を一瞬のうちに解体し、部位ごとに丁寧に切り分けた。
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屠手になるには、解剖学的な知識と、命に対する畏敬の念が必要なんだよ」
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父は長年、地元の食肉センターで屠手として働き、家族を養ってくれた。
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