丁稚奉公
でっちぼうこう異読 でっちほうこう
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
apprenticeship
文例 · 用例
私はそれを父の冷淡だと思うくらい気の廻る子供だったが、しかしそのころは大阪では良家のぼんちでない限り、たいていは丁稚奉公に遣らされるならわしだったのだから、世話はない。
— 織田作之助 『アド・バルーン』 青空文庫
さて、私が西横堀の瀬戸物屋へ丁稚奉公したのは、十五の春のことでした。
— 織田作之助 『アド・バルーン』 青空文庫
一事が万事、丁稚奉公は義理にも辛くないとは言えなかったが、しかしはじめての盆に宿下りしてみると、実家はその二三日前に笠屋町から|上ノ宮町の方へ移っていました。
— 織田作之助 『アド・バルーン』 青空文庫
大工の丁稚奉公などしていても多寡が知れている。
— 岡本綺堂 『心中浪華の春雨』 青空文庫
ああいう手際というものは、丁稚奉公をして五年十年|遣らなければ出来ないでしょうけれども、それ以外に何かあるかと聞かれても、私には分らない。
— 夏目漱石 『模倣と独立』 青空文庫
独立心というような、個人主義というような、妙な偏った一種の考えが、丁稚奉公をしてからこのかた彼の頭脳に強く染み込んでいた。
— 徳田秋声 『新世帯』 青空文庫
さうでなくても、何といつてもまだ十三やそこいらの幼い身で、遠い他郷に丁稚奉公に出てゐた私だつた。
— 加能作次郎 『乳の匂ひ』 青空文庫
私は伯父とそれらの二人の女との関係について不審を抱かないではなかつたが、それよりも伯父を始め姉のお君までが、私の上京の目的や将来の望みなどについて一言も尋ねて呉れないので、最初からもう、私が丁稚奉公をする為に出て来たものの様に勝手に決めて了つて居るらしいのが気になつた。
— 加能作次郎 『世の中へ』 青空文庫
作例 · 標準
彼は中学を卒業後、すぐに呉服屋へ丁稚奉公に出た。
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丁稚奉公の厳しさに耐え、彼は一人前の職人へと成長した。
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現代では珍しいが、昔は丁稚奉公で技術を学ぶのが一般的だった。
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