スローモー
スローモー
形容動詞名詞
標準
slow-moving person
文例 · 用例
高速度活動写真でとった、いわゆるスローモーションの競走映画で見ると同じような型式の五体の運動を、任意の緩速度で実行できるかというと、これは地球の重力gの価を減らさなければむつかしそうに思われる。
— 寺田寅彦 『記録狂時代』 青空文庫
「静かにお帰りください」で引き上げる狩人たちのスローモーションは少し薬がきき過ぎた形である。
— 寺田寅彦 『音楽的映画としての「ラヴ・ミ・トゥナイト」』 青空文庫
なにしろ、おかあさんという人はスローモーションで、どうにも振り廻しにくいですからねえ」 むす子は唇をちょっと噛んで、面白そうに、かの女を額越しにちょっと見た。
— 岡本かの子 『母子叙情』 青空文庫
かの女は自分の理論性や熱情を、一応否定したり羞恥心で窪めて見るのを、かの女のスローモーション的な内気と、どこ迄一つのものかは、はっきり判らなかったが、かの女は自分の稚純極まる内気なるものは、かの女の一方の強靱な知性に対応する一種の白痴性ではないかとも思うのである。
— 岡本かの子 『母子叙情』 青空文庫
ここで効いてくるのが、急いで仕事をしろといったって、どうせ人間の処理能力など機械から見れば極超のスローモーションである点だ。
— 富田倫生 『青空のリスタート』 青空文庫
もつとスローモーションで結構だから、描く対象と取り組んだ仕事をしてほしい。
— 美術論・画論 『小熊秀雄全集−19−』 青空文庫
彼は一人の洋装の麗人が喫茶ギボンの飾窓の前で立ち停ったままスローモーションの操り人形のように上体をフラリフラリと動かしているのを認めた。
— 海野十三 『流線間諜』 青空文庫
ジョージ・モルガン氏、お雪さんを見初めたのは、勘平さんの年ごろだったが、その時卅四歳、纏まりそうでなかなかまとまらないのでオスヒスとなって、ある晩、ピストルをポケットに忍ばせ、「こんなにスローモーションでは堪りません。
— 長谷川時雨 『モルガンお雪』 青空文庫
作例 · 標準
彼は何をやるにもスローモーなので、急いでいる時は少しイライラしてしまうこともある。
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昼下がりの公園で、スローモーな足取りで散歩を楽しむお年寄りの姿があった。
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「そんなスローモーな動きじゃ間に合わないぞ!」とコーチから厳しい声が飛んだ。
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