別れ路
わかれじ
名詞
標準
parting of the ways
文例 · 用例
別れ路に添へし小櫛をかごとにてはるけき中と神やいさめし この御歌に源氏は心の痛くなるのを覚えた。
— 絵合 『源氏物語』 青空文庫
「行くさきをはるかに祈る別れ路にたへぬは老いの涙なりけり 不謹慎だ私は」 と言って、落ちてくる涙を拭い隠そうとした。
— 松風 『源氏物語』 青空文庫
信濃追分、いかにも廃駅らしい(北国街道と中仙道との別れ路)。
— 種田山頭火 『旅日記』 青空文庫
逢ひ見しとにはあらなくに、別れ路つらく覺ゆることの、我れながら訝しさよ。
— 高山樗牛 『瀧口入道』 青空文庫
彼は一門の名誉のために自分の失敗を人知れず葬り隠してくれたような、あの義雄兄との別れ路に立たせられたことをつくづく感じて来た。
— 島崎藤村 『新生』 青空文庫
あの兄の心に背いても節子を捨てまいと考えた時に、既にもう岸本は兄との別れ路に立たせられたことを感じたのであった。
— 島崎藤村 『新生』 青空文庫
四月廿日 曇、風、行程四里、折尾町、匹田屋(三〇・中)風にはほんたうに困る、塵労を文字通りに感じる、立派な国道が出来てゐる、幅が広くて曲折が少なくて、自動車にはよいが、歩くものには単調で却つてよくない、別れ路の道標はありがたい、福岡県は岡山県のやうに、此点では正確で懇切だ。
— 種田山頭火 『行乞記』 青空文庫
『国民の友』の春季附録には、江見水蔭、星野天知、後藤宙外、泉鏡花に加えて彼女の「別れ路」が出た。
— 長谷川時雨 『樋口一葉』 青空文庫
作例 · 標準
親友と同じ人を好きになってしまい、私たちは友情と恋の別れ路に立たされた。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
あの時、別の選択をしていれば、こんな悲しい別れ路を歩むことはなかったのだろうか。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
意見の対立から、長年連れ添ったビジネスパートナーと別れ路を行くことになった。
幻辭AI · gemini-2.5-pro