厭世家
えんせいか
名詞
標準
pessimist
文例 · 用例
「侘び」は決して厭世家のポエジイでなく、反対に生活を愛撫し、人生への懐かしい思慕を持ってる楽天家のポエジイである。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
」「厭世家とでも云ふんでせう。
— 南部修太郎 『修道院の秋』 青空文庫
厭世家と云ふものは一種のイゴイストですから……」 聲が途切れると、またしんとなる。
— 南部修太郎 『修道院の秋』 青空文庫
又決して厭世家たるの權利は無かつた。
— 国木田独歩 『湯ヶ原より』 青空文庫
僕は鉄斎君からあなたの事はしじゅう聞いて居りますが、あなたは理想を死後の世界にもとめる厭世家であって、なぜ陶器を作って売ったり、歌の短冊を書いて売ったり、この現実に一生懸命に働いて居られるのですか。
— 岡本かの子 『ある日の蓮月尼』 青空文庫
本当の厭世家なら、もうこの現実には望みを断ったのだから、働いても仕様が無い筈を、あなたはせっせと働いてお出でになる。
— 岡本かの子 『ある日の蓮月尼』 青空文庫
長明は厭世家だ、この世を悲觀したのだ。
— 南部修太郎 『猫又先生』 青空文庫
」「そりや別だ、厭世家だから。
— 木下杢太郎 『少年の死』 青空文庫
作例 · 標準
彼は真の厭世家(えんせいか)として知られていた。晴れた日でも、迫りくる破滅についてつぶやき、文句を言う対象を見つけるほどだった。
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「彼が祝賀会に参加するのを期待しないで」と友人はため息をついた。「彼は希望のない厭世家(えんせいか)で、どんな良いことにも暗雲がつきまとうと思っているんだ」。
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その小説の登場人物は、人類の将来や社会の未来について皮肉屋で、厭世家(えんせいか)の風刺画のような存在だった。
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