厭世主義者
えんせいしゅぎしゃ
名詞
標準
文例 · 用例
「鴫立つ澤の秋の夕ぐれ」などといふ歌をよむと、昔の厭世主義者の詩境がよくわかる。
— 萩原朔太郎 『田端に居た頃』 青空文庫
いっそ、猩々のような教授然としたやつか、黒猩々みたいな社交家ならいいがね、どうも、厭世主義者とか懐疑主義者というやつは、猟師にはいちばん扱いにくいんだよ。
— 有尾人 『人外魔境』 青空文庫
しかし年月はこの厭世主義者をいつか部内でも評判の善い海軍少将の一人に数えはじめた。
— 芥川龍之介 『三つの窓』 青空文庫
実際又偉大なる厭世主義者は渋面ばかり作ってはいない。
— 芥川龍之介 『侏儒の言葉』 青空文庫
又 古来賭博に熱中した厭世主義者のないことは如何に賭博の人生に酷似しているかを示すものである。
— 芥川龍之介 『侏儒の言葉』 青空文庫
四 アナトオル・フランス 〔Nicolas Se'gur〕 の「アナトオル・フランスとの対話」によれば、この微笑した懐疑主義者は実に徹底した厭世主義者である。
— 芥川龍之介 『続文芸的な、余りに文芸的な』 青空文庫
実際又偉大なる厭世主義者は渋面ばかり作つてはゐない。
— 芥川龍之介 『侏儒の言葉』 青空文庫
又 古来賭博に熱中した厭世主義者のないことは如何に賭博の人生に酷似してゐるかを示すものである。
— 芥川龍之介 『侏儒の言葉』 青空文庫