翅
はね
名詞頻度ランク #37526 · 青空 602 例
標準
wing (of an insect)
文例 · 用例
山下の村人に山の名を聞くと、あれが蝶ヶ岳で、三、四月のころ雪が山の峡に、白蝶の翅を延しているように消え残るので、そう言いますという。
— 小島烏水 『梓川の上流』 青空文庫
電燈は青い環をつけたり碧孔雀になって翅をひろげ子供の天蓋をつくったりしました。
— 宮澤賢治 『氷と後光』 青空文庫
そしてまた夢の合間あひまに、電燈はまばゆい蒼孔雀に變って、紋のついた尾翅をぎらぎらにのばし、そのおいしさうなこどもをたべたさうにしたり、大事さうにしたりしました。
— 宮澤賢治 『氷と後光』 青空文庫
隙間なく水の面を被つてゐる、彼等のかさなりあつた翅が、光にちぢれて油のやうな光彩を流してゐるのだ。
— 梶井基次郎 『桜の樹の下には』 青空文庫
身じろがずに、いかにも脆さうに、あたかもその翅の美しいために、貼りつけられてゐる蝶のやうに。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『窓』 青空文庫
まず録糸にてつくる魚翅、湯葉でつくれる火腿、たまに彼女はかつて母とともに杭州の西湖にある功徳林|蔬食処へ精進料理を味わいに行った。
— 吉行エイスケ 『新種族ノラ』 青空文庫
そして、庭の一|隅の呉竹の根元にころがつてゐるそれを拾ひ上げようとした刹那、一|匹の蜂の翅音にはつと手をすくめた。
— 南部修太郎 『畫家とセリセリス』 青空文庫
さうして穴がすつかり埋められてしまふと、蜂は暫く穴のまはりを歩きまはつてゐたが、やがてぷうんと翅音を立てながら、黒黄斑の弧線を清澄な秋の空間に描きつつどこともなく飛び去つて行つた。
— 南部修太郎 『畫家とセリセリス』 青空文庫
作例 · 標準
蝶の翅は、光の加減で虹色に輝いて見えた。
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蚊の翅は、かすかな音を立てて飛ぶ。
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「この虫の翅は、とても丈夫にできている。」
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