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音楽会

おんがくかい異読 おんがっかい
名詞
1
標準
concert
文例 · 用例
それといふのが、これが都より田舎へ出すのであれば、何音楽会に行きました、何展覧会に行きました等々の、謂はば事件があるわけですが、こちらでは、何を豊富に感じてゐるとも、それが事件の形を採りませんので、書くことがまるでないやうな有様にもなるのだと、今更思ひ知る次第です。
中原中也 感情喪失時代 青空文庫
私が聴いたのは何週間にもわたる六回の連続音楽会であったが、それはホテルのホールが会場だったので聴衆も少なく、そのため静かなこんもりした感じのなかで聴くことができた。
梶井基次郎 器楽的幻覚 青空文庫
そしてそのような制度の音楽会を好もしく思った。
梶井基次郎 器楽的幻覚 青空文庫
音楽会――音楽会を包んでいる大きな都会――世界。
梶井基次郎 器楽的幻覚 青空文庫
たとえ音楽会の帰りに電車の中でけんかをし、宅へ帰って家族をしかったりする事があるとしても、その日の音楽から受けた無自覚な影響が、後に思いもかけない機会に、ある積極的な効果として現われる場合がかなり多いのではあるまいか。
寺田寅彦 丸善と三越 青空文庫
――ダンテ・アリギエリ 晩秋の夜、音楽会もすみ、日比谷公会堂から、おびただしい数の烏が、さまざまの形をして、押し合い、もみ合いしながらぞろぞろ出て来て、やがておのおのの家路に向って、むらむらぱっと飛び立つ。
太宰治 渡り鳥 青空文庫
これだから、時々、音楽会なるものに行く必要があるんだ。
太宰治 渡り鳥 青空文庫
胃の具合いが、どうも、……音楽会は胃に悪いものかも知れない。
太宰治 渡り鳥 青空文庫