恒産
こうさん
名詞
標準
fixed property
文例 · 用例
孟子の所謂恒産無き者は恒心無しとでも謂うものか、多少でも財産や田畑のある者は左程でもないようだが、その他の奴等に至っては、どれもこれも、汗水流して少しばかりの金を儲けるよりは、ゴロゴロ寝ていた方が楽だといわぬばかり。
— 押川春浪 『本州横断 癇癪徒歩旅行』 青空文庫
先祖伝来の所謂恒産があるものだから、おのづから恒心も生じて、なかなか礼儀正しいものである。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
そは婦女子に実業的の修養をなすの要用ありと確信し、その所思を有志に謀りしに、大いに賛同せられければ、即ち亡夫の命日を以て、角筈女子工芸学校なるものを起し、またこの校の維持を助くべく、日本女子恒産会を起して、特志家の賛助を乞い、貸費生の製作品を買い上げもらうことに定めたるなり。
— 福田英子 『妾の半生涯』 青空文庫
恒産会の趣旨は左の如し。
— 福田英子 『妾の半生涯』 青空文庫
日本女子恒産会設立趣旨書恒の産なければ恒の心なく、貧すれば乱すちょう事は人の常情にして、勢い已むを得ざるものなり。
— 福田英子 『妾の半生涯』 青空文庫
実業家など云ふものは、巨万の恒産があつての上の利子的の収入である。
— 菊池寛 『差押へられる話』 青空文庫
恒産があつて、年に一定の収入があれば、私も喜んで納税したい。
— 菊池寛 『差押へられる話』 青空文庫
が、恒産のない、その日ぐらしではなくても、その月ぐらし程度の我々に、実業家の収入に課する税率を課せられるのは、やり切れないと思ふ。
— 菊池寛 『差押へられる話』 青空文庫
作例 · 標準
「恒産無き者は恒心無し」という言葉通り、まずは生活の基盤となる財産を築くことが先決だ。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
彼は先代から受け継いだ広大な土地や建物といった恒産を、大切に守り続けている。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
安定した恒産を持たない不安定な身分では、結婚を考えるのも難しいと彼は嘆いていた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
標準
fixed occupation
作例 · 標準
定職に就かず放浪していた彼も、ようやく恒産を得て社会的な信用を取り戻すことができた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
古典の教えによれば、人としての道徳を保つためには、日々の糧を得るための恒産が不可欠とされる。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
彼は家業という立派な恒産があるおかげで、将来の不安を感じることなく学問に没頭できた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview