飛鳥
ひちょう
名詞頻度ランク #16887 · 青空 765 例
標準
flying bird
文例 · 用例
そうしてその上で「人の心は飛鳥川、変るは勤めのならひぢやもの」という懐疑的な帰趨と、「わしらがやうな勤めの身で、可愛と思ふ人もなし、思うて呉れるお客もまた、広い世界にないものぢやわいな」という厭世的な結論とを掲げているのである。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
一度は会社の同僚と、園子も一緒に伴って、飛鳥山へ行った。
— 黒島傳治 『老夫婦』 青空文庫
利ちゃんが何かいたずらでもした時に叱りつける声はどうしてこの細いかよわい咽から出るのかと思うようで、何か御使いでも云いつけらるると飛鳥のように飛んで出て疾風のごとく帰って来る。
— 寺田寅彦 『雪ちゃん』 青空文庫
あ、ちょっと、と言って、私は飛鳥の如く奥の部屋に引返し、ぎょろりと凄くあたりを見廻し、矢庭にお膳の寒雀二羽を掴んでふところにねじ込み、それからゆっくり玄関へ出て行って、「わすれもの。
— 太宰治 『チャンス』 青空文庫
そのとしの暑中休暇に、故郷へ帰る途中、汽車がそのASという温泉場へも停車したので、私は、とっさの中に覚悟をきめ、飛鳥の如く身を躍らせて下車してしまった。
— 太宰治 『デカダン抗議』 青空文庫
これでは日本の風景にしても、吉野山や飛鳥山ばかりになり、須磨の眺めや明石の風光や松島の絶景はなくなってしまうわけです。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
が、飛鳥川の淵は瀬と成つても、此の湯はなか/\ぬるくは成らぬ。
— 泉鏡太郎 『錢湯』 青空文庫
今度のは、私の郷国の名前では、柳雲飛鳥といいます。
— 宮沢賢治 『ビジテリアン大祭』 青空文庫
作例 · 標準
窓の外には、一羽の飛鳥が青い空を舞っていた。
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飛鳥のような自由な生き方に、彼は憧れていた。
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「見て、あんなに高く飛鳥が飛んでいるよ!」と子供が指差した。
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