忖度
そんたく
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
surmise (about someone's feelings)
文例 · 用例
私は、彼の言葉をそのままに聞いているだけで彼の胸のうちをべつだん何も忖度してはいないのだというところをすぐにも見せなければいけないと思ったから、「その小説は面白そうですね。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
最う少し精しく云ふて見れば、今の詞壇には、新しい歌を読む人が随分少くはない、併し其諸名家の作物を読んで見ると、其人達は歌に対する、どういふ信念と要求とから、こんな風な歌を作るのかと怪まれるものが比々皆然りで、作者の精神が何処にあるのか、殆ど忖度し難いものが多い。
— 伊藤左千夫 『『悲しき玩具』を読む』 青空文庫
ほんたうに平氣で言つてゐるのかしら、と葉藏のこころを忖度してゐた。
— 太宰治 『道化の華』 青空文庫
先生にして我が平生|忖度するところのごとくんば、この稿によって一点|霊犀の相通ずるあるを認めん。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
まだ其は勝手だが、斯の如き量見で、紅葉先生の人格を品評し、意圖を忖度して憚らないのは僭越である。
— 泉鏡太郎 『麻を刈る』 青空文庫
弱い神經衰弱症の人間が無暗に他の心を忖度して好い加減な事を申して濟みません。
— 夏目漱石 『『傳説の時代』序』 青空文庫
私は、彼の言葉をそのままに聞いてゐるだけで彼の胸のうちをべつだん何も忖度してはゐないのだといふところをすぐにも見せなければいけないと思つたから、「その小説は面白さうですね。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
又或時、生前其の人に親しんでゐた人の一人が、何事によらず自分の爲た事に就いて周圍から反響を聞く時の滿足な心持といふ事によつて、彼の獨歩氏が文學以外の色々の事業に野心を抱いてゐた理由を忖度しようとした事があつた。
— 石川啄木 『硝子窓』 青空文庫
作例 · 標準
上司の表情から、その意図を「忖度」することが求められる場面があった。
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彼女は、相手の気持ちを「忖度」して、そっと席を外した。
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「忖度」しすぎて、かえって相手を混乱させてしまうこともある。
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標準
(showing) deference (to)
作例 · 標準
目上の人に対しては、常に「忖度」の態度を示すべきだ。
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彼は、会議で発言する際、先輩たちの意見を「忖度」して、自分の意見を控えめにした。
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「忖度」は、人間関係を円滑にするための重要な要素の一つだ。
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ウィキペディア
忖度(そんたく)は、他人の心情を推し量ること、また、推し量って相手に配慮することである。 「忖」「度」いずれの文字も「はかる」の意味を含む。2017年には政治問題に関連して広く使用され、同年の「新語・流行語大賞」の年間大賞に選ばれた。
出典: 忖度 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0